若松佑弥がモラエスにリベンジ果たし世界王座獲得。「こんな自分でも夢は達成できるということを示したかった」【ONE172】

コーナーに詰めてパンチのラッシュ。この後、TKO勝ち (撮影・須山杏)

 モラエスは過去に3度、フライ級世界王座を獲得。しかし若松に勝利後、ジョンソンに敗れ王座から陥落し、ラバーマッチでも敗れ連敗。昨年11月の「ONE 169: Malykhin vs. Reug Reug」でキンガッドに一本勝ちを収め再起を果たした。

 1R、ともにオーソドックスの構え。センターを取った若松の周りを回るモラエス。若松の右ストレートを交わしたモラエスが組み付くが、若松はこらえてプッシュ。若松が距離を詰めてパンチもモラエスはもらわない。しかし若松はなおも詰めると右ストレートをヒット。そして右フック、クリンチアッパーを連打。モラエスはしのぐと組み止める。ロープに押し込む若松。若松はコーナーに押し込むが、モラエスはヒザ。若松は離れ際にパンチを的確に当てる。若松はなおも圧をかける。足を使って逃げるモラエスは右カーフ。しかし若松は圧をかけるとコンパクトなパンチ。左ボディー、右アッパーからパンチを連打。右アッパーがモラエスのアゴをとらえるとモラエスはダウン。そのまま亀になったままのモラエスに若松はバックからパウンドを連打。モラエスの動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。