現役続行か?引退か?武尊が予定外の会見で「冷静になってしっかり考えて、また正式に発表したい」【ONE172】

ファイティングポーズを取った武尊だったがレフェリーが試合を止めた(撮影・須山杏)

 かねてから武尊と揃ってのONE王座獲得を目標に掲げていた同門の野杁正明が、この日は「フェザー級(−70.3kg)キックボクシング暫定世界王者決定戦」でタワンチャイ・PK・センチャイ(タイ/PK Saenchai Muay Thai Gym)を3RでKOで破り暫定王座に就いた。

 武尊は「正明の試合は、入場口で見ていたが、本当に勝ってくれてよかったなと。すごく勇気をもらえたし。僕よりも下馬評では不利な対戦だったと思うが、それを乗り越えた正明を見て、すごい勇気とパワーをもらえて。正明も“一緒にベルトを巻かないと意味がない”とずっと言ってくれていて、それも力になっているが、取り敢えずは今日は“正明、本当におめでとう”と言いたい」と語った。

 最後は「謝ってばかりでもしようがないと思う。これだけの大会ができたのもファンのお陰だし、僕が格闘技を続けているのもファンの人たちがいるからなので、変わらず応援してくれたファンの皆さんにごめんなさいではなくありがとうございましたと言いたい。皆さん、本当にありがとうございました」とファンへのメッセージで会見を締めくくった。

 現役続行か引退か。武尊の去就に注目が集まることとなった。

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