ONEが公式声明。チャトリCEOが海人に対する一部発言に謝罪し撤回「海人選手の勇気の欠如に関する発言につきまして、心より謝罪し、正式に撤回いたします」

同大会で海人は初代K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者のマラット・グレゴリアン(アルメニア/Hemmers Gym)とフェザー級キックボクシング(−70.3kg契約)で対戦の予定だったのだが、前日計量(22日)で海人は規定体重、ハイドレーションテストともにクリアしたものの、グレゴリアンは本計量の時間内に会場に現れず、規定時間が過ぎた後に計量を行い、ハイドレーションテストはクリアしたものの規定体重をオーバー。試合については両陣営の間で協議が行われていたのだが、試合当日の午前に交渉が成立せず中止になったことが発表された。
この件についてチャトリ氏は大会後の会見で海人側が試合を受けなかったことについて「恐らく一番簡単な道を選んだんだと思う」「恐れを持っているから戦わない道を選んだのではないかと考えられる」などとあたかも「海人が逃げた」と取れる主旨のコメントを発言。
これに海人自身がXで「この人本気か? 計量に来なくて逃げたのはそっちの選手。俺は1ミリも逃げてない。体重落とせない、調整できないのは仕方ない。海外から来てもらってるし、そこに文句言うつもりはない。その後、団体含め対戦相手側も対応悪過ぎる。試合なんかできる状態じゃなかったやろ」と反論したうえで「謝れ」と怒りを表明。海人が所属する「TEAM F.O.D」もXで「逃げたのはグレゴリアン」などと指摘。
大会翌日の24日にはSB側がチャトリ氏の海人に対する侮蔑的な一部発言に抗議文を提出するという事態に発展していた。