ONE世界フライ級王者となった若松佑弥 真のフライ級世界一をかけたUFC王者パントージャとの対戦も視野に

　王者としての今後の戦いとしては「用意された相手を、判定とかではなくKOで倒せば自ずと価値は上がるのかなと思っている。相手が誰であろうとそういう戦いを続けていければ。ONEとかUFCでは弱い相手はタイトル戦には上がってこないと思うので、そういう相手を倒していくことを積み重ねていければ、特にUFCに行きたいとかはない。置かれた現状でKOしていけばいいのかなという思い」とまずは用意された挑戦者との戦いに集中。そして「王者でいる期間をどれだけ長く続けられるか。ただ獲るだけでは意味がない。これを絶対王者というところまで勝ち続けたい」と絶対王者と呼ばれる存在を目指す。

　格闘技界のもう片方の雄であるUFC王者パントージャや日本人としては堀口恭司といったファイターと比べられることも増えてくることが予想されるが「自分の中身が一番強いので、それに勝てば自分が最強だということが分かっているので、そういう声は気にならない」とさらり。

　強い勝ち方を見せていくことでONEのフライ級が一番ということを証明して、自身と戦うためにフライ級の選手がONEに多く集まるような状況にしたいかと問われると「そこは流れに任せて自然のままに。自分が行ってもいいですし。UFCに限りますけど、そういう意思は全然あります。それは求めていきたい。そこはONEとの契約とかをしっかりやっていきたい。でも、まずは今回の勝利がまぐれではないということを見せなければいけない」と他団体に乗り込んでの戦いも辞さずの姿勢。将来的にはパントージャとお互いのベルトを持って戦うことも？と水を向けられると「いいかもしれない。そうなればいいなと思う。まだまだですが」とパントージャとの対戦に興味を見せた。