『映画ドラえもん のび太の絵世界物語』が、ドラえもん映画史No.1を塗り替える大傑作だった!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】

 こんにちは、黒田勇樹です。

 4月に入ったのに冬みたいに寒い今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 僕は30日に千秋楽を迎えた松尾智久君の三栄町LIVE STAGEで「劇単松尾旗揚げ解散公演」に脚本提供で参加させていただきました。

 美術、制作、音照オペ、演出、俳優を一人でやっている松尾君のポテンシャルの凄さに驚き、そしていろいろ勉強になりました。ありがとうございました。負けずに頑張ります。

 では、今週も始めましょう。

黒田勇樹

 まぁ、あくまでも全作品観ているわけではない、にわかファンである筆者の(※当社比、ですが、それにしても良かった)ドラ映画って大きく、2パターンに分かれていると思っていて「感動もの」と「時空もの」。

 ドラ世界にはタイムマシーンとかどこでもドアとか出来杉とか、チート能力が沢山存在するので、それを利用した複雑なストーリーで冒険を楽しむか、それが使えない状況を作って異世界で起こる感動ストーリーを描くか、この2パターンに分類できると思います。

 筆者ランキングで言うと感動系1位が「のび太の恐竜」、時空系1位が「のび太のワンニャン時空伝」で、総合でいうとプロットの組み方とかタイムトラベルのギミックとかが好みなので「ワンニャン」かな、という感じ。

 そこへですよ、絵世界物語が飛び込んできました。
「絵画の世界に入って冒険する」という、物語なんですがオープニングはのび太たちが美術館で色々な名画の中へ入って冒険するところが描かれます。

 ミュージックビデオのようにテンポよく、ゴッホやムンク、北斎の世界など洋画、日本画に関わらず駆け巡るんですが、もうここで「絵画好き」は、心を鷲掴みにされます。

「このアニメ作った人たち、どんだけ絵、書いたんだよ…」と思わずにはいられない滑らかかつ美しいアニメーション。メインの絵世界に入ってからも、このテイストの背景が続くので、しずかちゃんのあのシーンも相まって、ジブリ味が凄かったです。

 映画だとジャイアンが活躍するのがお決まりですが、今回はしずちゃんがめちゃくちゃ活躍するのでそちらもお楽しみに。

 ラスボスの「ドラえもんにも倒せない」のに「のび太なら倒せる」設定や造形も、なんというかマーベラスでした。

 あとは、作中ではしっかり語られないのですが、のび太のパパには「画家志望だった」という設定があります。これ、知らなかった人は、是非、覚えておいて下さい。

「感動」も「時空」も、完璧にやりきった、ドラえもん映画史に残る最高傑作だったと思います。こんだけシリーズやってて、まだ面白いもの作れるの本当に凄い。

 大人も子供も、家族でも恋人とでも、一人ででも、是非、皆様劇場で、極上の動く絵画の世界と、のび太たちの冒険を御覧下さい!

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