鈴木千裕がダウトベック撃破へ「プランは“ぶん殴る”それだけ。あきらめない奴が一番強いということを見せたい」【RIZIN.50】

大晦日からの再起戦となる鈴木千裕

 RIZINの2025年第1弾大会となる「RIZIN.50」(3月30日、香川・あなぶきアリーナ香川)の前々日インタビューが3月28日に行われた。

 セミファイナルでは昨年大晦日にクレベル・コイケに敗れ王座から陥落した前フェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が早くも再起戦に臨む。相手は大晦日にYA-MANを激闘の末、破りRIZINでの戦績を4戦3勝(2KO)1敗としたカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/Turan Orda/Tiger Muay Thai)。

 鈴木はダウトベックについて「丁寧ですね。すごい。丁寧な試合運びでどんな時も冷静で表情一つ変えない、そういう選手はやりにくい、表情に出ないので」、試合については「殴り合いじゃないですか? 普通に男同士の殴り合い。分が悪かったらテイクダウンに来る。その時はクレベルに教えてもらったことを十分に生かそうと思う」と打撃はもちろんグラウンドになっても心配はない。

 クレベルとは2週間の柔術特訓を行った。「試合が終わったら一緒にご飯を食べようと。“必ずあなたは勝てる”と言ってくれたので“クレベルにバトンをつなぐよ”って」とクレベルとのやり取りを明かした。

 5月4日の東京ドーム大会での朝倉未来の対戦相手に鈴木とYA-MANの名が挙がっているのだが「前も言ったけど男にはやらなきゃいけない時が必ずくる。今回の試合をクリアして、スパンが1カ月。漢気を見せるのはそういう時。朝倉選手なら朝倉選手でもいいし。そうじゃない人を出されたらそれをクリアする。みんなが見たいと思ってくれるなら漢気を出す。ファンには“5月は出ないで。スパンが短すぎる”と言われるが、戦うためにこの道を選んだのにスパンが長いと退屈、だから最高じゃないですか」と出場に前向き。

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