THE RAMPAGE 浦川翔平、長崎のスタジアム生まれのビールに魅せられる〈BUZZらないとイヤー! 第96回〉

風間さんの話、聞いてます? おそらくビールの妄想を広げている翔平さん……

 風間さんと長崎スタジアムシティのスタッフさんも交えながらトーク。おいしいビールもあって話も弾みます。長崎スタジアムシティは長崎を代表する企業である通販大手の「ジャパネットグループ」が長崎を盛り上げたいと出資し運営していること、「THE STADIUM BREWS NAGASAKI」はそのフード部門が行っていること、スポーツ観戦とビールは相性がいいことからそのビールを自分たちで作ろうと思ったこと。また、そのビールを飲みたいと思ってもらえれば、車ではなく公共交通機関の利用を促進できるのではないかと考えたこと、実際に開業してからサッカーの試合が原因になっている渋滞は起きていないことにまで話が及びました。「長崎市の渋滞ってすごいんですよね……そうか、そこまで考えているんだ」と、翔平さんも感心しきりです。

「そのためにも、おいしいビールを作る必要があって、ここをスタートさせる前には山梨に醸造所を作ったんですよ」と長崎スタジアムシティのスタッフさん。風間さんも、その山梨の醸造所から準備を進めてきたそうです。

「俺は……これです」

 現在、醸造できるビールの種類は定番と限定ビールを加えて10種類ほどだそう。「開業時には年間100種類を醸造するって言っちゃったんですけど……ちょっと言い過ぎたかなって思ってます」と風間さんは苦笑い。「お店では、ヴィ・ビールとスタジアムビール、そして限定ビールで回しているんですけど、いつ来ていただいても定番を飲めるように醸造していくとなると回していくのがなかなか大変な状況なんです。ただ新しいレシピは作り続けています。気に入っていただいた上町ヴァイスもそうですし……いずれは年間100種類に!」

 話は止まらず、濃厚なカラーの「目覚町バーントアンバー」が、軍艦島に落ちる夕陽の色を目指しながらも手違いから生まれたビールであること、名前の目覚町は風間さんがある朝仕事に向かう時に見た早朝の朝の空の色に似ていたことに由来すること、さらにはまだ公にはできないビールの話まで、ビール尽くし。

ビール話は盛り上がりに盛り上がって……

「ビールって自由なんですよ」(風間さん)「……やっぱりビールっておもしろい!」(翔平さん)と前から知り合いだったかのように2人は意気投合し、「……ビール作る人になろうかなっていうぐらい、楽しい」と翔平さん。「ちなみにビールを醸造するための免許を取るのって難しいですか? どのくらいかかりますか……?」なんて質問も。まさか、醸造所を作ることを考えているのでしょうか。風間さんから免許が必要なのは作る場所(醸造所)と会社だと教えてもらうと、考えているふうな表情。「醸造家は足りていないので…」というまさかのオファーに、まんざらでもない様子でした。

シブく光るタンク。美しさに魅せられて……ではなく、翔平さんが考えているのはタンクの中のもののこと……

 すると風間さんが「そこにタンクがありますけど……」と並んだタンクの1つを差し示すと「発酵段階のものなんですけど、1階の醸造所とつながってるんですよ」

 ……これはもしかして……お誘いじゃないですか? 

 次回は「THE STADIUM BREWS NAGASAKI」の心臓部、醸造施設を見学します。

 

新しい足跡を残してきたので、お近くまで行かれる機会があったら、乾杯しながら探してみてください! お食事もできますよ!

 

取材協力:THE STADIUM BREWS NAGASAKI
https://www.nagasakistadiumcity.com/tenant_search/the-stadium-brews-nagasaki/