福岡大会でK-Jeeがヘビー級王者ロエル・マナートに挑戦。宮田Pはヘビー級の活性化に向けてK-Jeeの勝利とリーダーシップに期待【K-1】

これに宮田充K-1プロデューサーは「ベルトもコロナでいろいろな部分が止まっていた部分があり、その最たるものがヘビー級王座。ファンの皆さんからも“この階級でトーナメントをする。で、ロエル・マナートは?”みたいにネタにされている部分もあった。ロエル選手も現役にピリオドを打ったわけではない。去年も無差別級トーナメントがあったが、そこには間に合わなかった。でも“そろそろできる”ということだったのでどこがいいだろうということになった。ベルトを持っている以上、インパクトのある出方が彼にとってもいいだろうし、K-1としてもヘビー級はアピールしたい。その中でどこで誰とやるのがいいだろうという時に福岡ではまった。福岡大会が成功するかこけるかはK-Jee選手の戦いにかかっている。ここで獲れるか獲れないかはK-Jee選手のキャリアの中でも非常に大きな節目になると思っている。決まった以上はベルトを獲って、K-1ヘビー級をもう一度光らせる、ベルトを輝かせるという重要な任務が課せられたと思ってほしい。5年半の止まった時計をK-Jee選手に力づくで動かしてほしい。九州の皆さんににヘビー級の迫力のある戦い、最高峰のチャンピオンシップを見せるという意味で意義のあるカードだと思っている」とこの試合がマッチメイクされた経緯を説明。
K-Jeeは「与えてもらった仕事をきっちりとこなしたい。K-1のベルトは最強を証明するみたいなことを思って追いかけてきたが、今のベルトは最強だとは思っていない。ベルトがスタートの人がいればゴールの人もいると思う。今まで自分の中ではK-1王者はゴールだったが、今回はスタートとして、K-1ヘビー級をK-1の中心、世界の中心に持っていけるように頑張っていこうと思う」とこの試合に向けての思いを語った。
マナートの印象については「特別に何かが強いというよりは上手な感じ。蹴りベースだが、打ち合いも上等な感じ。ただ特別にパンチが強いわけでも蹴りが強いわけでもなく。バランスのいい選手」との見立て。