工藤公康氏が岩手県で復興支援を目的とした14回目の野球教室を開催。野球を通じて「夢に向かってチャレンジする姿勢」「あきらめない心」を伝える

最後はみんなで記念写真

 全ての教室を終えた工藤氏は「東日本大震災が発生して、子どもたちに元気になってもらいたいという思いでこの教室をスタートさせました。環境や家庭の事情で野球を続けることが難しい子どもたちもたくさんいると聞いていて、そんな子どもたちにも夢を持ってほしいという思いがあります。震災から14年が経過して、子どもたちが元気に楽しそうに野球をする姿を見ることが毎年の楽しみになっています」と振り返った。

 さらに「実はこの野球教室に参加した子が岩手県の花巻東高校野球部に入部。選手として活躍して甲子園に出場したんです。こういった知らせを聞くと本当にやっていて良かったと感じます。そのために私は伝えられることは伝え、力になれることは力になりたいと常に思っています」と語った。

 最後に「私自身、地域の子どもたち、この教室を支えてくれる地域の多くのメンバーにたくさんの元気をもらっています。可能な限りこの教室を続けていきたいです」と決意を語り締め括った。

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