25周年の後藤真希、写真集ヒットに導くプロデュース力「記録を作ったのはファンのみんな」

 13歳で衝撃のデビューを果たし、25周年を迎えた歌手でタレントの後藤真希。本人の意見を多く取り入れたという最新写真集『flos(フロース)』(講談社)は重版10刷、電子版の売り上げが日本歴代1位を達成する快挙を成し遂げた。そんなセルフプロデュース力に長けた後藤が、このほど「ramus(ラムス)」シャンプー&トリートメントをプロデュース。商品発表会の直後に開発に込めた思いとますます輝き続ける理由を聞いた。

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デビュー25周年を迎え、ますます輝き続ける後藤真希(撮影:蔦野裕)

 後藤真希が約2年の期間をかけてプロデュースしたという「ramus」。デビュー当時の金髪をはじめ、数々のカラーリングを行ってきた経験から、色落ち防止や黄ばみを抑えるのに役立つ紫シャンプーにたどり着いたという。

「ramusを開発したきっかけは、私自身がよく紫シャンプーを使っていたことです。仕事柄、頻繁にヘアカラーを行うのですが、色が長持ちしないことに困っていて、スタッフとそんな話をしていた時に “じゃあ、シャンプー作っちゃおうか” という話から始まりました。“自分に合うものを自分で作れるっていいよな” という発想から、本当に時間をかけてこだわり抜いた自信作で、今は “ついに発売されたのか” とうれしい気持ちです」

 ラテン語で枝を意味するブランド名の「ramus」は、後藤が2021年に発売した写真集のタイトルから。そのほかにも彼女らしいこだわりポイントが。

「髪や頭皮にいい美容成分がたっぷり入っているのはもちろん、パッケージのデザインにもこだわりました。クリアボトルに繊細な枝のイラストが描かれているのですが、シンプルなんだけどおしゃれなイメージで、こういうデザインのパッケージができてうれしいです。ボトルが置いてあるのを見るだけで “かわいい” って思えると気分が上がりますよね。香りにもこだわって、シャンプーは爽やかなフローラル系、トリートメントはさっぱりした柑橘系の香りです」

 開発中から何度も使ってきたというシャンプー&トリートメント。その使い心地は?

「試作の段階から何回も使っていて、始めのほうは “もうちょっと色が欲しい” とかいろいろリクエストしつつ、少しずつ色素を調整したのでちょうどいい濃度になっています。紫シャンプーって泡立ちが気になることもあるんですけど、このシャンプーでは泡立ちのよさも楽しんでいただけると思います。トリートメントは単体でも使うことができて、酸熱トリートメント成分という熱を与えることでヘアケアできる処方になっているので、お風呂上がりにドライヤーで髪を乾かすとツヤが出てくるところも魅力です」

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