来日ラミ・マレック『ボヘミアン・ラプソディ』を「2度映画館で見た」と言う三宅健にツッコミ「2回か…」

映画「アマチュア』(4月11日公開)のプレミアイベントが9日、都内にて行われ、来日した俳優のラミ・マレック、レイチェル・ブロズナハンとジェームズ・ホーズ監督が登壇。俳優・三宅健もゲストとして駆け付け、伝統工芸のプレゼントでラミを喜ばせた。
CIA最高のIQを持つが殺しは“アマチュア”のCIA分析官チャーリーが、最愛の妻の命を奪った国際テロ組織にたった一人で挑むスパイ・スリラー。
アカデミー賞主演男優賞を受賞した『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)以来7年ぶり、2度目の来日となったラミ。「日本には来たことがあるんだよ」と観客の笑いを誘いつつ「自分が大好きな2人と日本に戻ってくることができて本当にうれしいです」と、ホーズ監督と妻役のレイチェルを大絶賛。もともと友人だったというラミから「すべてを持っている、宇宙の中で最も稀有な生き物」と称賛されたレイチェルは投げキッスで感謝した。
頭脳で難局を切り抜ける主人公にちなみ「自身は頭脳派?武闘派?」と聞かれるとラミは「何よりも“Lover”ですね。Fighterではなく。だからどちらかと言うと頭脳派かな」
この日は俳優の三宅健がスペシャルゲストとして登場。三宅が「7年前『ボヘミアン・ラプソディ』を見て感動して2度、映画館に行きました」と言うと、ラミは「“2回”か…(笑)」と混ぜっ返し、会場も大笑い。
映画を一足先に見たという三宅が「以前、ある方から“知識は目に宿る”と教えてもらったことがあるんですが、チャーリーにもそれを感じました」と語ると、ラミは三宅に「すばらしい感想。プロモーションツアーに最初から参加してほしかった」。
そんな三宅から「もし自分の中にない感情を演じるときはどうやって役作りを?」と聞かれると、ラミは「人間は誰しも多くの感情を内包しているものだと思う。同世代の俳優ということなので、それなりに僕らは人生経験がありますよね。そこからいかに引き出すかだと思います」と回答し三宅も「ラミさんの言う通りだと思います!」
さらに三宅からラミへ、パズルが得意なチャーリーにちなんで日本の伝統工芸・寄木細工の宝箱をプレゼント。73回動かすと開くという箱にラミは「美しくて、技巧の素晴らしさを感じます。ここから始めようかなという部分は見つけました(笑)」。
「7年前、日本の人が本当にクイーンを愛していることを知りました」と言うラミ。「上映会の終盤にキャストたちと、観客の皆さんの反応を見に劇場内に入ったことがあったんですが、皆が歌っていたんです。人々を一つにする音楽、映画、アートの力を改めて感じるというすごい経験をしました」と感激の面持ちで振り返っていた。