BALLISTIK BOYZ、新章開幕に向け“IMPACT”を企み中! 第1章を総括するベストアルバムをリリース!

自分の役割がわかった「ラストダンスに BYE BYE」
ーーリリースした順番と制作した順番が必ずしも同じではないと思いますが、この曲とこの曲の間ですごく変わった、この曲ですごく成長していると感じた曲はありますか? それぞれ教えていただけたら。
将宏:僕は「ラストダンスに BYE BYE」。デビュー当時だったら絶対歌えなかった歌い方で、この曲で、BALLISTIK BOYZが変化と進化を遂げた感じが個人的にあります。
海沼流星(以下、流星):僕もそのあたりだな。7人それぞれの特徴というか個性が出ていると思います。それまで特徴や個性ががなかったというわけではないんですけど、それぞれがグループに対しての自分の立ち位置っていうのかな、自分がこういう歌い方をすることで自分も他のメンバーも生かすことができて楽曲がよりよく聴こえるとか、いい方向に持ってけるのかもしれないってことに徐々に気づき始めた。個人的な話をすると、ラストダンス前後の楽曲って結構難しかったんですよね、歌い方もそうですし、曲のニュアンスというか雰囲気に合わせるのが……。こうやって言葉にするとすごくシンプルなんですけど。
深堀未来(以下、未来):僕もラストダンス。ここら辺から少しずつ自分の歌に自信を持てるようになり始めたんですよね。それまでは歌っていながら、自分自身はあまり自信がなくて……
加納嘉将(以下、嘉将):僕は『Animal』のあたり。僕も個人的な話になってしまうんですけど、デビューしたての頃ってレコーディングでは常に自分の全力を出して歌っていて……

ーー全力で歌うタイプの楽曲も多かったですよね、元気に飛び跳ねるような。
嘉将:そうですね。それとはまた別なところでは、自分の中ではこれがいいかなって思うことをなかなか出せずにいたんですけど、『Animal』あたりから、少しずつですが、自分の中で解釈した表現みたいなものを乗せれられるようになってきたんです。今はもう全然やりたい表現をしている……つもりですが!(笑)
表現したいHIPHOPが表現できた「HIGHWAY」
力也:僕は「HIGHWAY」ですね。この曲はラップチームの曲で、自分たちの表現したいヒップホップというものを表現できた曲。もちろんグループの曲も楽しいんですけど ! この曲のコンセプトだったりタイトルがなぜ「HIGHWAY」なのかとか、(松井)利樹と話したのを今でも覚えてます。この楽曲に対して使った時間はすごく多かったんですよね。メロディも、率先して作っていました。
ーー今では力也さんと利樹さん、未来さんの3人の名前を楽曲のクレジットで見ることは珍しくなくなりましたね。では、利樹さんは?
松井利樹(以下、利樹):僕はですね、デビューアルバムです。
メンバー:結構早い!
ーー それはどうして?
利樹:デビューアルバムを制作していた時、今だから言えることなんですけど、最初の方はあんまり楽しみを見いだせなかったんです。自分はこうしたいっていうのがあるんだけれど、グループの曲だから、言われたままにやっていたんです。ただ、そうやって制作を続けていくなかで、自分はグループの中でこうありたいっていうのが固まって、そこからそれを極め続けてる感覚なんです。デビューアルバムの時の葛藤が今につながっていると思います。あの時からもうずっとレコーディングするのがうれしくなったままです。
ーーいい話!

竜太:僕はですね……「In My Head」。
ーー逆にってわけでもないですが比較的最近の作品ですね。
竜太:僕も個人的な話になるんですけど、歌うのって楽しいなって、ちゃんと思えてきたというか。「In My Head」以前も楽しかったし……ずっと楽しいんですよ。だけど、なんか納得いってないみたいな。みんなが話してきたことと一緒です。でも「In My Head」あたりから、よりいい感じになってきたというか。自分の声ってこんな感じだなみたいな……説明が難しいんですけど。技術的なものも含めてだと思いますが、伝えたいことややりたいことができ始めた感覚があります。