白濱亜嵐プロデュース!GENERATIONSの新曲はカッコいいサイド!「海外とかでBUZZってほしい」

「海外とかでBUZZってほしい、みたいな」
ーー「Two Steps Back」は「Y2Kな感じ」な楽曲。このプロジェクトではメンバーそれぞれがGERATIONSのために曲を作るんですが、売れる曲、ヒットを目指すものでなければならないというような条件もあります。そうなると、白濱さんが考えるヒット曲の法則みたいなのが多分この曲には反映されてると思うんですけど……
白濱:あー(笑)、……この曲に関して言うと、一般的にいう売れるっていうことよりも、海外とかでBUZZってほしい、みたいな感じで。アメリカの音楽チャートに入ってても違和感のない曲っていうのを目標に作っています。ちゃんとかっこいい曲を作ったら結果として売れるんじゃないか、ぐらいな感じです。曲ありきなんでゴリっと売れない可能性もあるんですけど(笑)。
ーーそれをこのタイミングで言っていいものでしょうか、それもリーダーが(笑)。
白濱:……いいと思います、ファンのみぞ知るGENERATIONSのカッコいい曲あるんだよ、な曲になっても!
ーーそういった狙いもあって、洋楽的なアプローチで、英詞なんですね。
白濱:ワンチャン、海外のラジオとかでかかってヒットとかしないかなって。なんかいろんな国でGENERATIONSの楽曲がかかるようになってほしいなって思うんです。
ーー言葉の問題もありますが、曲さえ良ければBUZZる、売れるっていう例を、わりと身近で見ましたよね。ただ、いわゆるJ-POPの楽曲と海外のチャートに入っている曲の作られ方や構成は違いがありすぎる。そこにShintaroさんが登場と…。
白濱:どう転ぶかなと思いながらではありますが。GENERATIONSはこんなに洋楽でめちゃくちゃ渋い曲やってるんだ、ちょっと聞いてみようにつながるといいなって思ってもらえたらうれしいです。やっぱカッコいいGENERATIONSを見せていかなきゃいけないなって、僕は思ってるので。
「俺、好き勝手できる!ありがとう!」
ーー制作のお話を聞けたらと思うんですが、制作は海を越えてなのでデータのやり取りで?
白濱:まずはイメージに近い曲でプレイリストのフォルダを作ってくれって言われたので、それを作って、曲のテンポ、BPMは完全に指定して、歌詞の世界観とかも含めて、最初に全部投げましたね。
ーー2000年代の自分が昔踊ってた曲だったり、好きだった曲みたいなものも。
白濱:Shintaroとやるんだったら、こういう曲調がやっぱいいなと思ったので。K-POPでもやりそうな曲調というか、ガールズグループでなんかこういう曲やってそうだなみたいなところではあります。今のトレンドは2000年初頭のアメリカのポップス。リバイバルで来てるので、その感じも面白いなと思いながら。
ーーGENERATIONSのかっこいいサイドの曲を自分が真正面からやっていいって思えたのは、最初の中務さんが「True or Doubt」のような多くの人に愛されそうな楽曲を作ってきたからというのもありますか?
白濱:あります!あります!裕太君が1発目であんなに売れ線な曲をやってくれたから、じゃあ俺好き勝手できる!ありがとう!みたいなところ、やっぱりあります(笑)。僕って客観的にグループを見るリーダーっていうのもあるんですけど、やっぱりどっかでずっと売れ戦でいなきゃいけない、売れ戦狙わなきゃいけないっていう思いがあったんですけど、ソロ活動も見てもらうと分かると思うんですが、僕はマニアックでこだわり抜いたことをやりたいタイプなんですよね。でもそれをグループでやっても自己満足で終わっちゃうことがあるんで避けてはいたんですけど、こういう企画だったら好き勝手できると思っていました。それに、裕太君の「True or Doubt」ですよ……。
ーー片寄さんは裕太さんがすごいプロデューサー的な仕事をしてきたって言ってました。
白濱:確かにそう。すごいいい流れですよ、キャッチーで、GENERATIONSのイメージをまんま曲にしたような曲調。それを裕太君が作り、亮太は王道バラード。LDHが一番得意とするバラード。カラオケでみんなが熱唱したくなる…じゃなくて、僕がEXILEを熱唱してたように“熱唱したくなるバラード”。そして……
ーー白濱さんのGENERATIONSのかっこいいサイドの曲がくる、と。リリックについても聞かせてください。歌うのは恋愛の駆け引き、ちょっと大人な感じがします。
白濱:GENERATIONSのメンバーも年齢が上がってきたし、大人の恋愛を描きたかったんです。恋愛に疲れた男女がいて、クラブに行って、燃えるような恋をするべく駆け引きするみたいなストーリー。それを自分で書いて作詞家さんにお願いしました。今のGENERATIONSには似合う世界観だと思うんです。若すぎず、大人すぎず……セクシーすぎずっていう。色気のあるいい男たちを、うまく表現に使いたいなって。
ーーということは、その時点でパフォーマンスもこんな感じで、みたいなのが浮かんでたりとかするわけですか。
白濱:浮かんでましたね!