EXILE ATSUSHIが復活祭「ATSUSHI 1000%を見せる」「泣いたり楽しんだり叫んだりして」843日ぶりのライブステージに2万人 

 

張り切りすぎてケガ「もう踏んだり蹴ったり(笑)

 ATSUSHIはライブ前に取材に対応。取材会場に現れると「足がちょっとあれなんで座らせてもらいます」。

 復活祭に向けたリハーサル中に張り切りすぎて右足の内側側副靭帯を痛めたという。

もう踏んだり蹴ったりですね(笑)。復活が決まって、よし行くぞって張り切ってダンスレッスンをしていたんです。最新作のミュージックビデオでムーンウォークとか結構踊ってるんですけど、ライブに向けてちょっと張り切りすぎて。ムーンウォークの靴って滑るように作ってるんですよね。やってたら滑ってしまって……内側側副靭帯をちょっと痛めてしまったっていう……1カ月前に!」

 1カ月前は松葉杖だったというATSUSHIに心配顔の報道陣に、「今日(ライブで)言うつもりはないんですけど、気づく人は気づくかもしれない……このライブが終わった後(報道されて)出ると思ってます(笑)」と本人。「なんか格闘家みたいになりたいじゃないですか? ……どっか怪我してますけど万全ですって」と笑っていた。

EXILEへの合流「もちろん考えてます」

 取材では、EXILEへの合流についての質問も。

 EXILEは先日、EXILE TRIBEのメンバーも出演する挑戦的な最新ツアー『WHAT IS EXILE』をスタート。福井での初日公演を終えて公開された動画には、ATSUSHIの姿も見えた。

 合流はあるかと問われると、「それはもちろん考えてますし、少しずつですが話も進めています」。そして「今回中止にしてしまったソロのコンサートを先にやることと、僕が体調が悪い時に企画されていた『WHAT IS EXILE』が同時進行になってしまうっていう、過去にも類を見ない、僕がいない状態でグループが走ってソロもやっている状態になっています。偶然でもそういったとこから気づきを得てストーリーも描いて、どういうふうに合流していくか、みんなでエンターテイメントになるよう落とし込んでいければなと思ってます」と前向きだった。

 

以下に公演前の質疑をまとめた。

ーー843日ぶりのライブ公演を控えて今の気持ちは?

日数とか年月にするとすごく長い間活動できない期間があったと思いますけど、その間にもいろんな経験があったり、制作物もありましたしレコーディングとかもしていましたし、自分の中ではそんなに止まってた意識はないんですが、事故とか病気のことで、ちょっと開いてしまったなっていうことで、申し訳ない気持ちとやっと復活できるっていうワクワクな気持ちでいっぱいです。

ーー緊張感はありますか?

ちょっと言い方が大げさかもしれないですけど、(休んでいた期間に)すべて失うぐらいの覚悟までいったので、もう(ステージに)立てるだけでありがたい。ワクワクしてる感じです。以前のちょっとこうネガティブな緊張感みたいなものはほとんどないかもしれない。

ーー自分の中身が全部入れ替わったのではないかという経験をしたとコメントしているが。

オープニングでいきなりステージ上でドーンって出るんじゃなくて、お客さんの間を歩いて登場するんですが、待っていてくれた皆さんと同じ目線で笑顔でありがとうねって登場したいっていう気持ちで。今日のライブの演出やメッセージには僕の今のリアルな生き様って言ったらちょっと大げさですけど、生き方みたいなものが反映されているのかなと思います。

ーー完全復活と言っているが復活具合は何パーセント?

以前を100% としたら……ライブ配信やチャットではファンの皆さんに1000パーセントって言ってたんですが、これ(ケガ)のせいで 800%ぐらい。それでも8倍ぐらいにはなってると思います。本当は桁違いになってるはずだったんですけど、すいません。

ーーライブに向けてどんな準備をした?

いかんせんこの状況だったんで頑張りすぎないことを学んだ感じはあります。やりすぎて追い込みすぎる癖があったので、この状態でできることをやったら、今日までたどり着けました。別に大きく変わったことしたってことはなく、いつも通りの中で、逆に言うと引き算の方ですね。できないことの方が多かったんですけど。それも 1 つ大きな学びでした。

ーーツアー1番楽しみにしてることは?

1公演1公演、待ってくださっていた方のお顔を拝見すること、喜んでくださったり感動してくださってる存在である皆さんに、そんな瞬間を、僕も楽しみながら届けられることに尽きます。

ーー折れずに、励みになったことっていうのは何だった?

折れたから良かったんですよね、もうボキッて折れました。そのなかで、ファンの皆さんのいつまでも待ってるよとかいう温かい声、会社のスタッフやメンバーも良くなってからまた一緒にやりましょうって期限も設けられていませんでした。周りの人たちの愛ですよね、やっぱそれがあったから、ちょっと体調が良くなってきた時にもう1回できるかもなって、少し思えた。それがきっかけだったかもしれないです。