吉成名高が経験値を上げるためにOFG戦に出場。ONE参戦については「アトム級のベルトができるなら初代王者になりたい」【SPACE ONE×BOM】

OFGマッチを行うこととなった経緯を説明した中川代表

 対戦相手については「何人もの選手にも当たった。オーストラリア、香港、カンボジアとすべてに当たった。やりたくないという選手がすごく多くて、かなり困った。その中でチョークディー選手はグローブではなくオープンフィンガーならやりたいということだったので、チョークディー選手に決まった」と強すぎるがゆえの苦労があったよう。

 吉成は「今回はBOMで初めてオープンフィンガーグローブで試合をやらせてもらう。オープンフィンガーグローブで試合をするようになってから、どんどん自分の感覚が研ぎ澄まされているのを感じている。オープンフィンガーに替えてから、自分の動きが速くなったとか殺傷能力も上がったなとか成長を感じることも多くなった。今回は前回の試合の感覚が残った状態で練習ができているので前回以上の動きが見せられると思う。打ち合いになっても自分のパンチだけを当て続けるというスタイルを貫こうと思っている。必ずKOで勝つ」と自信を見せた。

 相手については「一発一発の攻撃が重いし、体が大きいなという印象があるのでパンチを振って来ると思うが、僕には当たらないというところを見せつけたい」と語った。

 また今後のONEへの参戦については「今の自分のベストの52.1kgのアトム級はまだベルトがない。その階級でベルトが新設されるなら、初代王者はずっと語り継がれると思うし、日本人でムエタイでONEでベルトを巻いた選手は一人もいないので、そこで自分が最初に達成したいという気持ちは強い。もちろん、今まで自分がやってきた純ムエタイも大好きな競技。同じムエタイだが、オープンフィンガーとグローブでは違うと思うので自分は純ムエタイで培ってきた技術とか強さというものがONEのオープンフィンガーでも通じるというところを見せたい。もしベルトが新設されるなら、この試合もすごくいい経験になる。相手も強いが自分の強さにもっと磨きをかけていきたい」などとアトム級王座創設を一つの目安として挙げた。

「SPACE ONE×BOM」(5月11日、東京・立川立飛アリーナ)
◆SPACE ONE ライト級タイトルマッチ 3分3R キックボクシングルール 延長あり
城戸康裕(TEAM ONE)vs 王凱峰(中国)

◆SPACE ONE -54.50kg契約 3分3R キックボクシングルール
松田龍聖(大原道場)vs 盛一倬(中国)

◆SPACE ONE -52.50kg契約 3分3R キックボクシングルール
黒田斗真(フリー)vs X

◆SPACE ONE -61.00kg契約 3分3R キックボクシングルール
蒋荣龍(中国)vs 羅向(KICK BOXING GYM ZERO)

◆SPACE ONE -67.00kg契約 3分3R キックボクシングルール
上西勇弥(Team High Up)vs 易宇軒(中国)


◆OFGムエタイ スーパーフライ級(52.16kg)3分3R
名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)vs チョークディー・ペッセーントーン(タイ)

◆OFGムエタイ フライ級(50.80kg)3分3R
竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)vs ゲンウボン・ポー. ラックブン(タイ)

◆スーパーフェザー級 (57.15kg)3分3R
朝陽・エイワスポーツジム(=品川朝陽/エイワスポーツジム)vs パランペット チョー. チャンピオン(タイ)
<<< 1 2