THE RAMPAGE 浦川翔平が長崎で社会見学「もっとビールがおいしくなる!」〈BUZZらないとイヤー! 第97回〉

おいしいビールの素になるモルト

 THE STADIUM BREWS NAGASAKIでは、主にドイツ産の麦芽を使ってビールを醸造しています。「ものによっては他のところも使うんですがベースになるモルトはほぼドイツ。これもドイツですよ」と麦芽の袋の口を開けて見せてくれます。

「これをベースにいろいろなビールができるんですね」と、翔平さん。

 キャラメルやクッキーのような香りがつくと説明された深みのある茶色の麦芽は黒ビールづくりには欠かせないもの。モルトそのものに香りがあると言われて顔を近づけてみた翔平さんは「……あ、ここまでくると分かる。これ、私、食べられます」とかましたつもり(?)が、食べられますよと言われて、そのまま口に含みます。「あ、これは、口の中で麦茶ができた感じです……マジ、麦茶!」。その反応に風間さんも「この香ばしさやホップなどが混ざって、苦みやローストした感じを出してくれるんですよ」

「私が作りました!みたいになってないですか?」と翔平さん…ちょっとね 

 醸造所の作業は麦芽を粉砕するところから始まります。ビールはもちろんお酒を造るために欠かせないデンプンを糖にする糖化を促すのが目的です。そして仕込みと言われる工程に入っていきます。細かくした麦芽をお湯と混ぜ合わせて「マッシュ」という状態にしていくと、糖化が起きます。

「粉砕した麦芽を窯の中に入れて麦汁を作り出す作業をします。酵母が働くためにに材料から糖を作り出す、糖化させる作業で、ぐるぐるぐるぐると回しながら1時間から2時間。そこでできた糖を酵母が食べて二酸化炭素とアルコールにしてくれるというのが発酵になります。この工程は、ビールでなくても、どんなお酒でも一緒。蒸留酒といわれる焼酎とかウイスキーはそこから蒸留してアルコールを抽出していきます」と風間さん。

「どんなお酒でもいったん炭酸になるのか……そうなんだなあ。ビールの話は面白いなあ……ここに住んでいいですか」と翔平さん。めっちゃ貴重だな!と窯を覗かせてもらうと「これは、さらにビールがおいしく感じるぞ!」と笑顔です。