バンタム級屈指の好カード「スーチョルvs佐藤将光」が13年の時を経て実現。佐藤「そのころは2人とも何者でもない1ファイターだった」【RIZIN】

この日も淡々とした語り口の佐藤

 スーチョルは昨年9月にRIZINバンタム級王座決定戦で井上直樹に敗れるまで対日本人10勝無敗の日本人キラー。RIZINには2015年に初参戦。そこから約7年の空白を経て2022年9月に2度目の参戦を果たすとここまで4戦し2勝2敗。2勝は扇久保博正、中島太一、2敗はフアン・アーチュレッタ、井上とバンタム級のトップ戦線で鎬を削っている。これまで初代ONE世界バンタム級、第4代ROAD FCバンタム級、第4代ROAD FCフェザー級王座を獲得。ROAD FC初の2階級制覇王者でもある。

 佐藤は「キム・スーチョルとやるならこのタイミング、この機会だなと。彼とは10年以上前に戦っていて、そのときは4RでTKO負けをしている。そのころは2人とも何者でもない1ファイターだった。お互いにキャリアを重ねて、僕はパンクラス、修斗、ONEで戦い、RIZINに来て、彼はROAD FC、ONEに行ってRIZIN。お互いの信じた道を突き進んでいって、また交じ合えることに感謝して、思い切りこの気持ちをぶつけたい」と語った。