DDTと新日本プロレスが合同記者会見。6・9後楽園でササダンゴvs矢野通の史上初の“一面”対抗戦が実現も団体名、選手名の並び順で大紛糾

片や矢野は「頭脳の面でお褒めいただいたんですが、1年前、勝ちはしたんですけど、僕の行動がばれていて。なぜか僕の前の仕事まで知っていて、コスチュームを持ってることまで計算されたなかで、引っ張り出されて、試合に出てしまった。頭脳の面でも、もしかしたら負けだと思うんです。試合では勝ちましたけど、スッキリしない部分があって、一面対抗戦、針の穴を突いたような対抗戦になると思います。どういうものを見せていくか、どういうプロレスで何を見せるか、すべてにおいてまさっていたいと思います。この戦いでプロセス、試合内容、PPVの売り上げ、すべての面で勝ちにいきます」とキッパリ勝利宣言。
髙木副社長は「ただのワンマッチ興行にしたくない。両団体の看板、イデオロギーをかけた一面対抗戦。だからこそ、ササダンゴに任せてみようと。彼を代表に選んだのは、DDTから新日本への敬意と挑戦です」と話した。
菅林会長は「カンヌ国際映画祭に“ある視点部門”があるように、プロレス界に一面対抗戦があってもいいと思います。全面対抗戦では描ききれない、両団体のある視点を見せたいと思っております。見る人の感性が試されるような特別な抗争になると思っております」とコメント。
彰人取締役は「DDTと新日本さんの接点は2002年から始まっています。新日本さんの日本武道館で提供試合をして。2009年頃から積極的に交流することになって。近頃では、KONOSUKE TAKESHITAがDDT、AEW、新日本の3団体所属になって。MAOが『BEST OF THE SUPER Jr.32』に出場が決まっていて、交流が深くなっていくなかで、ついに来たなと思っております。必ずササダンゴさんが勝ってくれると思っております。『WRESTLE UNIVERSE』は伝統とか気にせず、革新的な挑戦をして、扱ってる団体が業界のなかで、ナンバー1だと思っております。『WRESTLE UNIVERSE』でないとできないPPVを提供したいと思います。ササダンゴさんはDDTでなきゃ生まれなかったレスラーだと思っています。この対抗戦、ササダンゴさんだからこそ、DDTを代表して戦っていただきたいと思います」と熱弁。
下島氏は「両団体の威信をかけた戦いを見せて、矢野選手の生きざま、覚悟をしっかり見せていきたいと思いますし、最も長い伝統を有してる中継チームだと思っております。その伝統とともに進化させてきた自負もございますので、お互いしっかりと伝えていきたいと思っております」と述べた。