あのイギリスの紳士なクマが大冒険!映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』は、世界中の人の心の中の少年少女を楽しませること間違いなし!【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
こんにちは、黒田勇樹です。
世の中はゴールデンウイークってやつが始まっているんですね? こちらは次回作「ハイパー刑事のアルティメット捜査線」の絶賛稽古中です。
ゴールデンウイークが終わった5月9日が初日ですので、ご興味を持たれた方はそこまで元気とお金は残しておいてください。
では今週も始めましょう。

「くまのパディントン」といえば、幼児向けの定番キャラクターの一人。ミッキーやドラえもんやキティちゃんじゃなくて、おさるのジョージとか、ピーターラビットとか、マイメロの列に並んでいるイメージ。
なぜか、この列のキャラたちの映画って、凄く面白いことが多い。スターすぎるキャラみたいに行動の制限がなくて、ある程度自由だからこそ、キャラが生き生きと動かせるんですかね。
で、すべからくどの作品も原作リスペクトがハンパないし。
考えてみたところ「ザ・マペッツ」の、監督が一番わかり易いと思うんですが「子どもの頃に大好きだったもの」を、映画にできる年齢になって実行しているのではないでしょうか。だからこその、熱量や尊敬や愛情が、画面から溢れている気がします。
少年や少女を経験しないで大人になる人間は、どこにもいませんから誰にでも響く傑作がうまれたんじゃないかと。
ストーリーは、クマのパディントンがイギリスでホームステイ先のブラウン一家と、ペルーに行方不明になったおばさん(クマ)を、探しに行くというストーリー。
マジで、一瞬も目を離せない冒険活劇で、シナリオも作り込まれているし、映像も俳優陣の演技も、本当にそこにパディントンがいると思えるクオリティ。
その上で、本当にすごいと思ったのは、よーく、聞いていると「簡単な言葉」しか、使っていないんですよね。
「どこどこに行きたいんだ」とか「忘れ物をした」とか、なんかそういう誰にでもわかる日常会話をしながらどんどんストーリーにのめり込ませてくれる。
あ、ホームアローンも同じ手法だ。
筆者は、パディントン通ってないのでほぼ彼の作品は初見なのですが、きちんと愛せたし、大人も子供も全員楽しめるであろう、愛と感動と笑いに溢れた作品でした。
吠えてても転んでても可愛いし、やる時はきちんとやる。ちっちゃな英国紳士の活躍を、是非劇場で御覧下さい!