日本の“特産品文化”の立役者「SHOGUN」にスポットを当てた体験型カフェが表参道にオープン

コラボ第一弾は徳川家康ゆかりの地・静岡県浜松市の“献上メニュー”「浜松 抹茶」や「柑橘香るマーマレード餅」が登場

「SHOGUN」にスポットを当てた体験型施設「SHOGUN CAFE & EXPERIENCE」 が表参道にオープン。22日に行われた内覧会では、店舗エグゼクティブフェローとして参加した徳川宗家第19代当主・徳川家広氏も登壇し、江戸時代に「SHOGUN」が平和のために行ったさまざまな取り組みから生まれた、特産品文化について語った。

「SHOGUN CAFE & EXPERIENCE」 では、江戸時代の将軍に贈られた「献上品」に焦点を当てた地域活性化を支援するプロジェクトと、当時の将軍もたしなんだとされる伝統文化を次世代に伝えていくプロジェクトを推進する。

 オープニングに登壇した徳川氏は「今、全国どこの地域に行っても特産品があります。江戸時代、加賀の前田家からは毎年、氷が献上されていました。各地の殿様のお国自慢として始まり、江戸城には全国の素晴らしい産物が集まっていました。現代の献上先は消費者の皆さん。ここに来れば日本各地の良いものと出会えるという場所になれば」と期待を寄せた。

 1階は、日本各地の特産品を集めたカフェ&物販エリア。カフェのコラボ第一弾は徳川家康ゆかりの地・静岡県浜松市。期間中は、“献上メニュー”として「浜松 抹茶」や「柑橘香るマーマレード餅」などを用意。他にも餅スイーツや練りきりなどの和菓子、焙じたての加賀棒ほうじ茶やさくら香る和紅茶などこだわりのお茶メニューがそろい、SHOGUN気分で楽しみたい和カフェとなっている。

 2階では「SHOGUN」のたしなみ体験エリアとして、居合演武、能舞、着付け(装束)の体験ができる武芸コースと、書道、茶道、型染めの体験ができる芸術文化コースを用意。各コースは90分1万6500円。インバウンド客からも注目を集めそうだが、日本で暮らしていてもなかなか体験できない伝統文化にふれる機会となるので、日本文化の魅力を再発見したい人にもおすすめだ。

 ハリウッド制作ドラマの大ヒットなども記憶に新しいが、こだわりの和カフェや文化体験を通して、平和な時代を築きつつ日本全国に食文化の豊かさを広めていった“SHOGUN”に思いをはせてみたい。

主催・一般財団法人日本インキュベーションセンター代表理事の海保学氏(左)と店舗エグゼクティブフェロー徳川宗家第19代当主・徳川家広氏(右)

 

外国人体験者が居合演武に挑戦

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