42歳の城戸康裕「“疲れた~”とは思うけど年齢は関係ない。40代に夢を与える戦いを見せたい」 王凱峰を相手に初防衛戦【SPACE ONE×BOM】

挑戦者に王凱峰を迎える

 なぜバックブローをもらったと自己分析していますか。
城戸「相手の右ミドルをスウェーした後に前に行ってローキックを打つという練習を大宮司トレーナーとやっていたんですよ。その形的にバックブローをもろにもらうじゃないですか。試合でも実際に向こうの右ミドルをスウェーした後に攻撃をすぐ返そうとしたら、そのタイミングでバックブローもらってしまったので、今はもうスウェーしたら、絶対に相手を見ようという意識にして、今回は前回よりは全然準備しているのでバッチリ仕上げてます」

 最近、新しく取り入れているトレーニングはありますか?
城戸「特に新しいことを取り入れていることはないんですけど、今年2月ぐらいに“5月ぐらいに試合があるかも?”とは聞いていたので、そこからガッツリ動き出したことで、早めに疲労がたまっちゃってるんです。まだ3週間ぐらいあるのにも関わらず、追い込みが終わったといえるぐらいまで結構追い込んでいるので疲れましたね」

 追い込み期間が長いだけに試合当日の仕上がりが楽しみですね。
城戸「超楽しみです。とりあえず早く勝ってリベンジしたいと思ってます。ただ僕の試合の一つ前はヘビー級の選手の試合が一番いいんですよ。そうすると僕の動きは速く見える(笑)。今回、名高君が僕の試合の前に試合をやっちゃうと、僕の動きがスローモーションに見えるじゃないかと心配なので、ちょっとやめてほしいなと思うんですよね。さらに名高君はKOで倒して盛り上げてくると思うので、ちょっと嫌です(苦笑)」

 ご自身としてはリベンジマッチに得意意識はありますか?
城戸「2015年に対戦したアルメン・ペトロシアンとの試合もダイレクトリマッチで、あの時も今でも僕は絶対に勝ったと思ったのに、負けにされたこともあります。あと、アンディ・サワーともリマッチやって、一応形では負けになってますけど、そこでも僕は全然負けてないと思うので、リマッチに関して苦手意識はないですね」

 城戸選手は2003年にプロデビューして現在42歳ですが、全然衰えは感じないですか?
城戸「特に何も思わないですね。疲れた~とはめちゃくちゃ思いますけど、20歳の時も疲れたと言ってたので、特に年齢は関係ないのかなと」