役所広司、アナログな日本映画界のこだわり“カチンコ”愛を語る

 

 俳優の役所広司と映画監督の大根仁が25日、都内にて行われたイベント「RISING BALL BAR」内覧会に登壇。役所が海外ではデジタル式に代わりつつあるという「カチンコ」への思いを語った。

 サントリ―の人気ビール「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」のメッセンジャーを務める役所は「だんだんビールのおいしい季節になってまいりました」と笑顔。

 この日は、特別ゲストとして大根仁監督も登場。TV-CM「なぜ、そこまでやるのか。」にちなみ、役作りや撮影へのこだわりを聞かれると、役所は「ビールでいうなら僕ら役者は素材。監督に料理してもらうためいろいろな準備をしています」と語り「最終的に世界中のお客様のために、おいしさをもって驚かせたいというのは映画でもモノ作りでも同じだと思います」と大根監督と頷き合った。

 マスターズドリームのコンセプト「JAPAN MONOZUKURI BEER」にちなみ、日本のモノづくりについて聞かれると、役所は「使えば使うほど、味わえば味わうほど、時を重ねるごとに味わい深いものになっていくのが日本のモノづくりにはある気がします」。

 この日は、醸造家の“夢”から生まれたビールにちなみ、2人がそれぞれの夢をビールの泡にプリント。映画の現場で使われる道具“カチンコ”の柄を選んだ役所は「僕たちにとって、夢の世界に飛び込む“よーい、スタート”の音でもあり、“はい、現実に戻りなさい”の音でもある」と言い「撮影でもデジタル化が進んでいる中で、これだけは変わらない。助監督がやるんですけど、自分で手作りしたり、それを後輩に渡したり。海外だとデジタル化されてたりするんですけど、日本は変わらないですね」。

 大根監督から「役所さんにとってカチンコの音色って大切ですか? たまに下手な子もいるじゃないですか」と聞かれると役所は「大切ですね。気合が要る芝居のときはガチーンと、静かなシーンではカチン、と鳴らしてくれたり。思いやりを感じますね」と熱く語っていた。

「RISING BALL BAR」はサントリー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」 のこだわりを体験することができる期間限定イベント。自分の“夢”を表す文字をビールの泡にプリントして飲むことができる「夢泡アート体験」やTV-CMに登場するビールが球体をかたどった「RISING BALL」と一緒に写真を撮ることができるフォトスポットなどを楽しめる。4月25日から29日まで麻布台ヒルズ アリーナにて開催。

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