日沖発が朝倉未来戦以来のMMA戦でペケーニョに判定勝ち「今やれることはやれた。もう弟子たちのサポートに回ります」【ROMAN】

日沖のえぐいヒジ打ちにノゲイラの顔がゆがむ

 対戦相手のノゲイラは修斗黄金時代の絶対王者。「ペケーニョ」の愛称で知られ、1999年には朝日昇を破り、修斗ライト級(-65kg)王座を獲得、計6度の防衛に成功した。得意技のギロチンチョークで多くの勝利を重ねた。2005年には「HERO’S」に参戦し「HERO’Sミドル級(-70kg)世界最強王者決定トーナメント」1回戦で所英男と対戦し、右バックブローでTKO負けを喫した。この勝利で所は一気にスターダムに駆け上がった。

 日沖は修斗が誕生した年に生まれたこともあり「修斗の子」と呼ばれた。2010年5月にリオン武を破り、修斗世界ライト級王座を獲得。同年12月には「戦極 Soul of Fight」で王者マルロン・サンドロを破り、SRCフェザー級王座を獲得した。その後、UFCにも参戦、8戦3勝5敗の戦績を残した。その後、国内ではパンクラスで戦い、2018年8月に朝倉にTKO負けを喫して以降、MMAからが遠ざかっていた。