EXILE TETSUYA「DANCEの道」第54回『新しい世界』
2017年初めてのDANCEの道。皆様本年もどうぞよろしくお願い致します。今年もどんな事が起きるのか自分でもワクワクしていますし、改めてまた一年で自分の目指すのはどんな夢が叶えられるのか? そして、その先にある笑顔にどれだけ出逢う事ができるのか? 全ては自分次第ですが、集中して楽しみながら活動していきたいと思いますので皆様、温かく見守って頂けたら幸いです。
1月は、まず東京ドームで開催された「ふるさと祭り 東京 2017 ー日本の祭り・故郷の味ー」に始まり、そしてEXILE THE SECOND LIVE TOUR 2016-2017”WILD WILD WARRIORS”も福岡公演から始まりました。昨年に引き続き、全国のアリーナをWILD WILD WARRIORSたちは駆け抜けていきますし、ファンの皆様のおかげで、まだまだ進化していける可能性があるのでは? なんて事も思えるツアーになっております。
どんな活動でも可能性を広げる事は、新しい世界を見るチャンスだし、そこにはチャレンジが生まれます。一つでもたくさんの新しい扉を開けたいなんて思う今日この頃ですが...、先日さっそく新しい世界を観に宮古島に行ってきました。
皆さんは海の中の世界を観に行った事はありますか?
僕は、今までシュノーケルをつけて素潜りしたり、サーフィンなんかをして遊んでいた事はありますが、今回はウェットスーツを着てタンクを背負って、たくさんの機材を装着して、海の中にお邪魔してきました。
まずはライセンスを取るための、筆記試験や実技講習などをするのですが、初めて海の中でレギュレーターという空気が出る機器をくわえて呼吸をした時は、何とも言えない感覚で不思議でした(笑)。少しずつ深くなるたびに不安が増して、空気の減る量も多くなり、身体にかかる圧力も大きくなっていくのですが、目の前に広がる世界は本当に美しくて、言葉にするのが難しいくらいの光景でした。
海底のダイナミックな地形や、そこにある珊瑚と群がる魚たちに挨拶をすませて、呼吸を落ち着かせて身体を安定させるのに苦労しながらも、海底よりも少し浮いた所を漂っていると、自然の前で自分は本当にちっぽけな存在なんだと思わさせられます。上を見上げて水面を見るとぼんやりと太陽がゆらゆらしていて、宮古島の海底の10メートルも20メートルも下にまで、光と暖かさを届けていて、やはり海はとっても偉大な存在なんだと思いました。
しかし、なぜスキューバーのライセンスを取得しようとしているのかといいますと...。実は昨年からWOWOWさんがEXILE THE SECONDの密着をしてくださっていて、今までにも6人みんなでいろんな話やリハーサルやステージの裏側を撮って、放送していただいていたのですが、今回はパフォーマーを一人ひとり違った企画でフォーカスして撮ってくださいました。その中で僕は、スキューバーダイビングのライセンスを取得して、海の中での水中DANCEや、その後、自分の感じたままに宮古島の素敵な場所でDANCEを踊らせて頂きました。
今年の自分の目標はインプットをメインに活動しようかと決めていたのですが、いきなり新しい世界をインプットできて、そこで見た事、感じた事を、素敵な島の音楽でDANCEができて、幸せな経験をする事ができました。
自然に感謝する事で、周りの人たちにも感謝できるようになる。
そんな事を想いながら踊らせて頂いたので、ぜひ皆様1月28日放送のWOWOWを観て頂けたらうれしいです。
2017年が始まったかと思えば、すぐに容赦なく進んでいきますが(笑)、時間は全ての人に与えられた平等で大切な物なので、しっかりと呼吸を整えて、濃ゆく密な時間にしていき、更にたくさんの笑顔と出会いたいと思っておりますので、皆さん今年もどうぞよろしくお願い致します。