メルセデス・ベンツ、新型S-Classを発表
メルセデス・ベンツのフラッグシップモデル「S-Class」の新型発表会が9日、外環道の開通前道路を会場に開催された。当日、メディア関係者は六本木のメルセデス・ベンツコネクションからバスで謎の会場へ移動。到着してみると、そこは2017年度に開通予定の外環道 三郷南ICー高谷JCT間。開通前のトンネル内に設置された特設会場には、会見場やデモンストレーションエリア、休憩用ラウンジなども設置。
上野金太郎代表取締役社長兼CEOは、今回の発表会について「この道路が開通すれば都心を通る車の交通量が変わり、首都圏の交通環境が、より安全快適になると期待される。首都圏の未来を創造する道路といえる。一方で、メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルとして常に最新技術を搭載されてきたS-Classも、未来を創造する車。このコンセプトの合致により今回のコラボを行いました」と語り、東日本高速道路株式会社の協力に感謝を述べた。
今回発表された新型S-Classは、エクステリアからインテリアまで細かな部分も刷新された他、安全支援運転システムや快適性を高めるシステムがさらに進化。先進的なテレマティクスサービス「Mercedes me connect」も搭載された。コンシェルジュによるサポートなどが受けられる他、スマートフォンを使用し、車外からの遠隔操作で並列・縦列駐車も可能に。発表会では実際に、運転手が車から降り、スマホによる操作で縦列駐車を行うデモンストレーションも公開。
今回発表されたラインアップは3.0リッターV6直噴ターボの「S 400(1128万円)」から6.0リッターV12ツインターボの「メルセデス AMG S 65 long(3323万円)」まで計7モデル。登壇したダイムラー社Sクラス開発担当のドミニク・フォート氏は「類なきものを求める人たちのための類なき車」と意気込みを見せた。
またメルセデス・ベンツ コネクションでは新イベント「Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR PARK(メルセデス・ベンツ コネクション ネクストドア パーク)」を9月30日まで開催。期間限定メニューに加えGODIVAのチョコレートドリンク「ショコリキサー」なども味わえる。31日まではメルセデスの最先端テクノロジーを体験できる「メルセデス デジタル・カーライフ プレゼンテーション」も実施。