EXILE TETSUYA「DANCEの道」第09回「笑顔になれるDANCEを踊ろう」

 先日、サッカー日本代表が5大会連続ワールドカップ出場を決め、日本中が熱狂しました。その日、僕は直接会場には行けませんでしたが、とある場所でかなりの大人数でその試合を画面の前で見守っていました、多少苦戦を強いられましたが最後に本田選手がPKを見事にど真ん中に決めてくれた瞬間の盛り上がりは最高に心震える瞬間でした。やはりスポーツの持つ力はエンターテインメントとはまた違い、日の丸を背負った選手たちへのファンの皆さんの願いや、祈りは強烈なパワーを持っています。2014年ワールドカップブラジル大会で日本代表の皆さんが優勝する事を祈ってこれからも応援し続けたいと思います。

 さてスポーツとエンターテインメントの違いを話しましたが、実はこの間フィギュアスケートのSHOWを観に行かせて頂きました。初めて生で観たフィギュアスケートの美しさに釘付けになってしまいましたし、いつもオリンピックなどの大会はテレビで観ていたのですが、世界レベルの表現や技を生で観ると鳥肌が止まらないですね! あの美しい氷の上で舞う皆さんが、その日は競技者としてでは無く、エンターテイナーとしてSHOWをしていていつもと違う表情だったり、笑顔で楽しんでいる姿に僕も心踊って笑顔になりました。これはスポーツがエンターテインメントになった瞬間でしたし、僕がいつも言わせて頂いているダンスがスポーツに!と言うモノの、順序は違えど同じ事なんじゃないかな?なんて勝手に感じていました(笑)。

 2020年オリンピック・パラリンピック招致決定まで100日前を切り、スポーツへの関心がこれからどんどん強くなると思いますし、もし東京でまたサッカーやフィギュアスケートなど、いろんな競技を見ることが出来たらいいなと心から思います。

 DANCEを真剣にいろいろな角度から考えるようになり、そのおかげでさまざまなエンターテインメントやスポーツを見るようになりました、今観るモノだったり経験する事を自分のパフォーマンスにどんどん取り入れて進化させて行く事がエンターテイナーダンサーとしてもアスリートダンサーとしても成長につながっていくと信じています。全てをかけて何かに打ち込んでいる姿って本当に素敵ですね、僕もたくさん頂いた感動をパワーに誰かの祈りであるような人でありたいと思いました、そんな事を感じた今日このごろ、、、まずは今月末までありますツアーを無事に、そして観にきて頂ける皆さんが笑顔になれるDANCEを踊ろっと。

19歳よりダンスを始め、EXILE PROFESSIONAL GYMにてインストラクターを務める。2007年に、二代目 J Soul Brothersのメンバーに抜擢され、2009年2月25日に、アルバム『J Soul Brothers』でメジャーデビューを果たす。そして、同年 3月1日にEXILE 新メンバーとして加入。また、個人活動として 2011年に雑誌『月刊 EXILE』にて、自身が所長を務める『EXILEパフォーマンス研究所』の連載を開始する。2014年4月、淑徳大学人文学部表現学科の客員教授に就任する。そして、2015年4月に EXILE ÜSAが活動を行っているDANCE EARTH PARTYの正式メンバーに選ばれる。2016年「EXILE THE SECOND」として本格始動し、現在『LIVE TOUR 2016-2017 "WILD WILD WARRIORS"』を開催中!! そのほか、役者としてドラマや舞台に出演するなど、 さまざまな活動を展開し、エンターテインメントの可能性を広げている。