ヘウヘスvs KANA、松下vs COMACHIの女子2大タイトル戦【12・9 Krush.83】

ヘウヘスへのリベンジに臨むKANA

KANA「自分がすべて上回って、前回以上の試合で最後は倒して終わらせます」
「Krush.83」(12月9日、東京・後楽園ホール)の一部対戦カードが9月28日、発表。女子の2大タイトルマッチが行われることとなった。

 Krush 女子-50kgタイトルマッチでは王者・メロニー・ヘウヘスにKANAが挑戦する。

 KANAは今年1月の大会で王者としてヘウヘスと対戦。プロ入り以来初のダウンを奪われた末に判定で敗れ王座を失った。ヘウヘスはその後、紅絹を相手に防衛を果たし、2度目の防衛戦となる。

 KANAは敗戦後、5月、8月と国際戦で勝利を重ね、2017年最終戦での王座挑戦へこぎつけた。

 KANAは「2017年の最初の大会で初めて敗北を味わって、そこから2戦勝利はしたが自分の気持ちはずっと曇ったまま。2017年の最初は真っ暗でスタートしたので最後はしっかりベルトを取って、2017年のKrushはKANAで締めたい」と挨拶。

 そして「初黒星をつけられて、初ダウンも奪われた選手なので、正直なところ不安もまだまだある」と言いながらも「1月に負けたときはすべての状態が良い中でリングに上がったのに負けた。その時はメラニー選手がすべてにおいて自分を上回っていて、自分が負けた。今度は自分がすべて上回って、前回以上の試合で最後は倒して終わらせます」と並々ならぬ決意を見せた。

初代王者の座をかけて対戦する松下(左)とCOMACHI

新階級-45kgの初代王座をかけて激突
 もうひとつのタイトルマッチはKrush 女子-45kg王座。9月大会から始まった王座決定トーナメントの決勝戦「松下えみvs COMACHI」が12月大会で行われることとなった。

 COMACHIは「松下選手は尊敬できる選手。こういう大きい舞台でまた戦わせていただけてありがたく思う。これから2カ月、練習と体づくりをしっかりして、自分の持っているものすべてを出し切って全力を尽くしたい」、松下は「前回の大会から応援してくれるファンの方がすごく増えまして、ありがたく思っています。COMACHI選手は小さいころから格闘技をやっていて、とても技術もある素晴らしい選手。今回の試合はとても楽しみ。ベルトを必ず取りたいと思う」とそれぞれ挨拶。

 そして勝ったほうがKANAと並び、Krushのもう一人の“女子の顔”となるのだが、COMACHIは「スピード感とかも違うと思う。素早い攻撃を見てほしい」、松下は「私もスピード感。あとは違いではないんですが、KANA選手のように倒せるパンチってすごいなって思っているので、スピード感の中にも緩急をつけて強いパンチを打てるというプラスアルファな感じでいけたらなって思っています」と話した。