K-1ファイターがハロウィンの仮装で登場
上原誠は少年ファンに腕時計をプレゼント!
K-1の大会前の恒例イベントとなった「『K-1 WORLD GP 2017 JAPAN ~初代ヘビー級王座決定トーナメント~』11.23さいたま大会・大決起集会!」(10月28日、東京スカイツリータウン・ソラマチイーストヤード5F J:COM Wonder Studio)。今回はハロウィンシーズンとあって多くのK-1ファイターたちがそれぞれ趣向を凝らした仮装で登場。その奇抜で意外な仮装でファンを喜ばせた。
「初代ヘビー級王座決定トーナメント」の軸となる上原誠は「覆面YouTuberラファエル」に扮し、イベント中は「上原の代わりに来た」とキャラを貫くも、最後にファンにキーホルダーをプレゼントした折に数が足りないとみるや、マスクも外してプレゼントし最後の最後に正体を明かした。また少年ファンには腕時計をプレゼント。「K-1にヘビー級を作ったのは俺」という言葉通り、今回のトーナメントを盛り上げるべく、ファンサービスも“ヘビー級”だった。
上原は今回のトーナメントで“禁じ手”の解禁を予告しているのだが、「アマチュア時代にずっと使っていた技。選手生命にも関わる技なのでずっと封印してきた」と話す。そして決勝の相手として「ぶっ飛ばしたいのはエル・ボウニだけど気持ち的にはKOICHI選手。日本人同士決勝が一番盛り上がる」と話した。指名されたKOICHIは昨年、上原と対戦し敗れているとあって「自分も去年、悔しい思いをしているので上原選手とやりたい」と応えた。
K-Jeeは「決勝は誰でもいい」と淡々
1回戦で上原と対戦するパコム・アッシは「上原選手と対戦できるのはうれしく思う。なぜなら日本人№1ファイターだから」と話し、決勝で戦いたい相手としては「誰か一人というなら僕の友達のKOICHI選手」とした。上原と会見で舌戦を繰り広げたK-Jeeは「決勝は誰でもいい。ベルトが取れればそれでいい。あこがれている選手もいるわけじゃない。(上原とは)勝てば自然と戦うことになる」と淡々と話した。
岩下雅大は「K-1に上がることではなく優勝することが夢。決勝で戦いたい相手は特にはないが、1回戦でマナートに勝って、次の相手がエル・ボウニ、決勝の足手がプラチバットだと全員190センチオーバーの選手。これを日本人選手が倒すというのも面白い」とした。
久保優太はプロポーズの成功を報告
9月に行われた「初代ウェルター級王座決定トーナメント」で見事優勝を果たした久保優太が特別ゲストとして登場。久保は“微笑みスナイパー”の異名そのままにスナイパーの仮装で登場。試合後に話したプロポーズに関しては「来年、結婚することになりました」とうれしい報告を行った。気になる防衛戦については「トーナメントは精神的に疲れるので、試合後はまだ2回しか練習していない。風邪もひいてしまったし、まだ全然考えていない」としたが、来年3月のさいたまスーパーアリーナ メインアリーナ大会については「大きい会場はめちゃくちゃモチベーションが上がる。ぜひ出させていただきたい」と話した。久保の前に登場した木村“フィリップ”ミノルが「3月は久保選手とタイトルマッチをやりたい」と話したが、果たして…。
小宮山工介の「現代版の浦島太郎」が最も難解?
各々趣向を凝らした仮装のなかで最も難解?だったのが、スーパーファイトに出場する小宮山工介か? ライオンがプリントされたマスクをかぶり、亀を背負ってきた小宮山は「現代版の浦島太郎」と解説した。このグループでは卜部功也は映画『バットマン』のジョーカーのメイクで登場。「メイクは兄に、髪は武尊にやってもらった。ジムからこのメイクのまま来た」と話す。ただ一人普段着の木村は「どうしようと思っていたんですが、功也選手はやってこないだろうと聞いたのでこのまま来たら、功也選手が思いっきり塗っていた(笑)」とぼやくと功也は「みんなやってくる。やらないのは僕だけ、と聞いたのでやってきた」とこちらも想定外の展開だったよう。
佐々木大蔵は親子でマリオ
最もほのぼのとしたのは中澤純、佐々木大蔵、城戸康裕のグループ。佐々木は5月に生まれた愛息・大弥君とマリオブラザーズに扮して登場。大弥君は城戸の「食べちゃえよ~」悪魔や中澤の超人ハルクにも動じない大物っぷりを見せていた。