大相撲番付発表 負け越しても十両昇進!?
日本相撲協会は25日、東京・両国国技館で通常開催を目指す名古屋場所(7月10日初日、愛知県体育館)へ向けた番付編成会議を開き、十両に昇進する13人を発表した。
一度に13人が関取(十両以上)に昇進するのは昭和7年2月、春秋園事件による大量脱退を受けて番付が再編成された際の25人以来で、戦後では初めて。新十両は7人、再十両は6人だった。
八百長関与認定力士が引退、解雇となり、22日に終了した技量審査場所は幕内7人、十両10人が定員より少ない状態で行われた。協会は場所前の理事会で場所後に13人、次場所後に4人を昇進させる方針を決めていた。
このため3勝4敗で負け越した垣添、荒鷲も昇進。協会広報部によると、負け越しての十両昇進も戦後初。幕下10枚目で4勝3敗だった飛天龍(持丸から改名)も昇進した。飛天龍は入門11年、華王錦と隆の山は入門10年で初の十両。隆の山はチェコ出身で初の関取となる。