ファッション業界に嵐? 「SERENE Dept.」ローンチ

表参道発

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(写真左)「グッドガール」をキーワードに「ベーシック・クラシック・キュート」をコンセプトにしたスタイルだ。“おばあちゃんが着ていた服を今風にアレンジ”。 (写真中央上)SERENE Dept.は靴にも注力。リーズナブルな価格帯で多数のアイテムを投入予定。 (写真中央下)注目度の高いアイテム、フード付きキルトコートは1万2000円(予定)。
(写真右端)総合プロデューサーの佐々木大輔氏。「ファストファッション、ハイメゾンはある意味完成された市場。それとは違う新しい層を生み出したい」。世代を代表するデザイナーを起用し「ジャパンカルチャーを世界に発信したい」とも語った


 5月24、25日、都内で東京スタイルが手掛ける新しいブランド「SERENE Dept.」の展示会が開催され、多くのマスコミ、アパレル業界の関係者が詰めかけた。本ブランドは東京スタイルが初めてF1層をターゲットにしたブランドとして話題を集めている。

 総合プロデューサーには、札幌コレクションなどを手掛けた佐々木大輔氏を迎えた。ファストファッションとハイメゾンの2極化が進むF1層の中で「パイ(客)を取り合うのではなく、新しいマーケット、新しいカルチャーを創出したい」と佐々木氏。キーワードは「グッドガール」。「家族も仕事も大切にしながら自由を謳歌する女性」のイメージで、「日本のユーザーには世界を感じてもらいながら、海外から見ると“東京ポップ”を感じさせる」スタイルを作り上げている。

 イメージアイコンには、アメリカの名門7女子大学のセブン・シスターズをモチーフにした「セブンスターズ」を使用するなど、視覚的・聴覚的なイメージ戦略にも力を入れており、今後さまざまな展開を行っていく予定だ。今年秋に旗艦店となる路面店をオープンし、今秋5店舗展開を目指していく。