大規模修繕劇団『血の婚礼』舞台上は約7トンの雨
渋谷のBunkamuraが施設改修のため7月から約半年間全館休館となる。Bunkamuraは「大規模修繕劇団」と銘打ち、その間も他会場で公演を主催していくのだが、その第一弾公演となる『血の婚礼』が、西巣鴨のにしすがも創造舎体育館特設劇場で6月24日から上演が始まった(7月30日まで)。
22日には公開舞台稽古が行われ、同作を語る上で欠かせない演出である舞台上に降りしきる雨のなか、「北の兄」を演じる窪塚洋介らが激しくも切ない愛憎劇を繰り広げた。ちなみに舞台上に古しきる雨は約7トンもの量になるという。
稽古前に行われた会見で蜷川氏は今回の“雨”について「放射能の雨であることを暗示している」と語った。また「3回目だけど今回が一番いいかな。普通は今までのものも良かったけどって言うんだけど、断然今回がいいです」と自ら太鼓判を押した。