嵐・櫻井「『神様のカルテ』はすてきな財産」
嵐の櫻井翔と宮崎あおいが初共演する映画『神様のカルテ』(深川栄洋監督、8月27日公開)の完成披露イベントが25日、六本木ヒルズアリーナで開かれた。櫻井、宮崎のほか、要潤、吉瀬美智子、岡田義徳ら主要キャストが登壇すると、深川監督は「(キャストに)こんなにスターが多かったのかと」と改めて豪華な出演陣に驚いていた。
キャスト陣はリムジンで会場入りし、ファンの歓声を浴びつつ、映画のなかで重要なシーンのひとつとして描かれた桜の花吹雪のなかを歩いて登壇した。
この作品でこれまでになかった役どころを演じたという櫻井は「たくさんの挑戦が詰まった作品。悩みに悩みましたが、すてきな財産になりました」。劇中のボサボサ頭がダサかったと司会の徳光和夫に指摘されると「反動で(今日は)だいぶキメてきました」と満面の笑顔を見せた。
宮崎は櫻井演じる医師を支える妻を演じた。「幸せで穏やかな空気を持つ映画。こんなに幸せで悩まなくていいのかというのが悩みでした」と撮影を振り返った。
映画のなかで、末期がん患者を演じた加賀は、役者冥利に尽きるという徳光の言葉に頷くと、「限りある命のなかで、先生に寄り添ってもらえました。櫻井君ばかり見つめて撮影しました」と、コメントした。
櫻井は最後に「誰かに寄りかかって生きていっていいんだと伝えられる作品」と話し、改めて“財産となった”映画をPRした。
映画は、夏野草介による同名の人気小説を原作とし、信州の松本を舞台に、医者不足のなか大勢の患者を抱える病院に勤務する青年医師と彼をめぐる人々、患者たちとの姿を描く。