【UGA Special Interview】SPYAIRが渾身のファーストアルバムをリリース
ファーストアルバム『Rockin' the World』完成
人気上昇中の4人組ロックバンドSPYAIR(スパイエアー)がファーストアルバム『Rockin’ the World』をリリースした。人気アニメ『銀魂』のエンディングテーマ『サムライハート(Some Like It Hot!!)』など全12曲を収録した渾身の作品だ。
――ファーストアルバムが完成。今の率直な気持ちを聞かせてください。
KENTA「インディーズ時代からの貯めに貯めての渾身の1枚ですから、どう受け取られるのか、どう響いて届いてくれるのか。怖い部分もありますけどワクワクもしてます」
――どのように制作に臨みましたか?
IKE「漠然とした感じになっちゃうんですけど、名盤を作りたいねって。インディーの時から思っていたことでメンバーで共有している想いです」
――SPYAIRの“名盤”の定義とは?
IKE「何回も聴ける、何回も聴きたい作品ですね」
――名盤を作るには何が必要ですか?
UZ「これまでいろんなアーティストの作品を聞いてきて、また聞き返したくなるのってストーリーがある作品。たくさんの曲の寄せ集めじゃなくて。それぞれの曲のクオリティーはいうまでもないんですが、曲順、曲調、時間といった部分を含めてバランスがいいと何回も聴きたいと思うんです。これは個人的な考えになっちゃうんですけどね」
IKE「だから、トータルタイムや曲の長さまでこだわって作ってます」
UZ「そのあたりはシビアに考えました。聴き応えも含めて」
――ストーリーという部分について、もう少し教えていただけますか?
IKE「矛盾しているように聞こえるかもしれないですが、アルバム1枚を通してストーリーが存在しているのではなくて、まずは一曲一曲なんです」
MOMIKEN「それぞれ異なる感情を伝える曲が12曲あって、アルバムを構成している、という感覚。今の自分たちは、歌詞でもサウンドでも、これが自分たちの音だメッセージだって固執してないんです。さまざまな感情を表現できると思うし、そういった姿勢でやっている。いろんなことをやるのが楽しいんですよ。だからこそ、バリエーションも出て、バランスも取れるんだと思いますし、いろんな面から聴いてももらえるんじゃないかと思います」
――制作の上で苦労した部分は?
UZ「何かを生み出す苦しみっていうのはありますよ。でもね、できちゃうと報われちゃう。すごく苦労したのに、もう次をやりたいと思うんですよね」
MOMIKEN「できちゃうと笑い話になっちゃう苦しみなんだよね」
IKE「そうはいってますけど、UZとMOMIKENは死にそうになってましたよ。クマつくってたりして」
KENTA「僕は、部屋は別ですけどUZと同じアパートに住んでるんです。バンド車が戻ってないとまだやってるなってじっと待ってましたね」
UZ「絶対せかさないんですよね。だからこっちもやってやるって思う」
IKE「俺らはその曲をもらって準備してレコーディングに臨むだけですから」
KENTA「何がきても対応できるように準備しておく、と(笑)」
――IKEさんに質問ですが、ボーカルで気をつけていることはありますか?
IKE「曲を理解して、ちゃんと伝わるように歌うこと。俺は曲に入り込みやすい性質なのでその辺りは苦労した経験はないですね。でも一番大切なのは心を込めて歌うこと、だと思いますよ」
――10月30日には日比谷野音でワンマンライブもありますね。
ENZEL☆「いいパフォーマンスしたいと思っています」
(本紙・酒井紫野)
New Album『Rockin' the World』日本テレビ系ドラマ『ドン★キホーテ』主題歌『BEAUTIFUL DAYS』などシングル曲5曲を含む12曲を収録。ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより発売中。通常盤2800円(税込)。バンドの最新情報やリリースの詳細は公式ウェブサイト(http://www.spyair.net/)で。日比谷野外大音楽堂ワンマンライブチケット発売中! |