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厚労相は批判 知事は「断固やる」
小宮山洋子厚生労働相は18日、ポリオの予防接種について、未承認の不活化ワクチンを提供する方針を決めた神奈川県に対して「予防接種行政上、望ましいこととは思っていない」と対応を批判した。これに対し、神奈川県の黒岩祐治知事は同日、「国が何と言おうと、断固実行する」と、対決姿勢を明確にした。
「故意改竄伝えた」と証言
大阪地検特捜部の押収資料改竄・犯人隠避事件で、犯人隠避罪に問われた元特捜部長、大坪弘道被告と元副部長、佐賀元明被告の第8回公判で、押収品のフロッピーディスク(FD)のデータを改竄した元主任検事、前田恒彦受刑者が「両被告に『故意の改竄』と伝えた」と検察側の主張に沿う内容を証言した。
国側が村木さんに賠償認諾
郵便不正事件で無罪が確定した厚生労働省の村木厚子元局長が国と大阪地検元特捜部長の大坪弘道被告ら3人に計約4100万円の支払いを求めた国家賠償請求訴訟の第4回口頭弁論で17日、国側は、村木さんの休職中の給与分など約3770万円について、請求を認める「認諾」を表明した。
東電が7000億円支援要請へ
東京電力が、政府などが設立した「原子力損害賠償支援機構」に対し、7000億円前後の資金援助を申請する方向で調整に入ったことが18日、分かった。年内の賠償金の支払い分への支援額として算定した。支援は東電が債務超過に陥るのを防ぎ、福島第1原発事故の賠償金支払いを円滑に進めるのが目的。
普天間問題またも平行線
玄葉光一郎外相は19日、那覇市の沖縄県庁で仲井真弘多知事と会談。「安全保障環境が厳しくなっており日米合意に沿って進展させたい」と述べ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に理解を求めた。仲井真氏は「普天間返還のため、日本の他の地域に移すことを進めてほしい」と県外移設を重ねて求めた。