日本ハムが菅野に指名挨拶

 日本ハムは7日、神奈川県平塚市の東海大学野球部合宿所にあいさつに訪れ、山田正雄ゼネラルマネジャー(GM)ら球団関係者がドラフト1位指名した菅野智之投手(22)と初対面。指名に至る経緯や戦力としての評価、育成方針などについて約1時間説明した。

 日本ハムは、伯父の原監督がおり菅野の意中の球団だった巨人と競合の末、交渉権を獲得。話し合いは難航も予想されたが、菅野は「疑問に思っていたこと、聞きたかったことをすべて話してくれてすっきりした。自分が思っていたより、はるか上の評価をいただいてうれしい」とチームへの好印象も口にした。

 今回の指名については、本人や東海大サイドへ指名前、あいさつがなかったことが一部関係者から非難を浴びた。しかし、この日の話し合いを終えた東海大の横井監督は「あれは日本ハムのドラフト戦略」。菅野は「指名に疑問? 特になかったです」と誤解やわだかまりは氷解した。

 次回の交渉期日は未定だが、菅野は最終的な進路について「11月いっぱいはしっかり考えたい」としている。