柏が昇格1年目でJ1リーグ制覇 MVPにレアンドロ

 サッカーのJ1リーグは3日の最終節、勝ち点1差でトップに立っていた柏レイソルが浦和を3−1で下し、勝ち点72で初優勝を果たした。J2から昇格1年目での優勝は史上初。最後まで優勝を争った2位・名古屋、3位・G大阪はともに勝利を収めたものの勝ち点で1ずつ及ばなかった。

 残留争いは甲府が大宮に敗れて16位となり、17位の福岡、18位の山形に続いてJ2降格が決まった。一方、J2では3日の最終節で鳥栖が2位を確保、初の昇格を決めた。3位争いは札幌が勝利を収め、2008年以来の復帰。優勝したFC東京の3チームが昇格する。

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 Jリーグの年間表彰式「2011Jリーグアウォーズ」が5日、横浜市の横浜アリーナで開かれ、最優秀選手賞(MVP)は初優勝した柏のMFレアンドロ(28)が初受賞した。21歳以下が選考対象のベストヤングプレーヤー賞にも柏のDF酒井宏樹(21)が選出された。

 ベストイレブンもレアンドロ、酒井ら柏勢が4人を占め、2位の名古屋からもGK楢崎ら4人が選出された。9年連続9度目のMF遠藤(G大阪)は自身の最多連続受賞記録を更新。今年日本代表に初招集されたMF清武(C大阪)、FWハーフナー(甲府)ら6人が初受賞となった。退場や警告による反則ポイントが最少だったフェアプレー賞・高円宮杯はG大阪が4年ぶり2度目の受賞となった。

 レアンドロは「母国の有名選手も輝いた賞をいただいてうれしい」と、元ブラジル代表のジョルジーニョやドゥンガらと肩を並べたことに感無量の表情を見せた。