世界最大の総合格闘技「UFC」が2・26日本上陸
(Photo/AFLO)
UFC JAPAN直前リポート
2月26日、米国の総合格闘技「UFC」がさいたまスーパーアリーナで開催される。日本での開催は実に12年ぶり。現在WOWOWで放送中とあって日本でもファンが多く、かねてから日本開催が期待されていたUFCをやっとライブで見られるチャンスがやってきた。
「UFC」とは「アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ」の略。その歴史は古く、1993年にアメリカのコロラド州デンバーで第1回大会が開催された。そもそもグレイシー一族のホリオン・グレイシーがグレイシー柔術を広めるために開催したようなものであり、当時はさまざまな格闘技をバックボーンに持つ選手たちが戦ったらどの格闘技が強いのか?という観点で見られていた。
しかしオクタゴンと名づけられた八角形の金網の中での戦いが視覚的にバイオレンス性が高いということで、大会を開催できる州が限られ、テレビ放送からも敬遠されるといったことがあって、次第に人気が下降していく。
2001年に存亡の危機がやってきたのだが、そこで現在UFCを運営するズッファ社が買収。ルール、階級を整備し競技性の高いスポーツへと変貌を遂げた。
現在ではUFCはMLB、NBA、NFLと並ぶほどの認知度を誇り、スポーツとして確固たる地位を築いている。
日本ではテレビというとただで見られる地上波放送のイメージが強いが、アメリカでスポーツ番組を見るときは、ケーブルテレビで番組にお金を払って視聴するペイパービュー(PPV)が主流。UFCはそのPPVで1大会に100万件以上も売り上げることもある超人気コンテンツ。また全世界150以上の国と地域において22カ国語で放送されるなど、世界的な規模で広がりを見せている。
今回の日本大会も海外ではPPVで放送。日本ではWOWOWが全試合を生中継することが決定し、2月12日からは「魁!UFC JAPAN」という特別番組も開始。かつての名勝負や、参戦選手たちを紹介する。すでに観戦を決めた人は予習を、まだ迷っている人は番組を通じてUFCを知るいいチャンスだ。
『UFC JAPAN EDGAR vs. HENDERSON』
【日時】2月26日(日)10時開始 【テレビ中継】WOWOWプライムで午後0時から生中継 【チケット問い合わせ】キョードー東京 0570-064-708