アカデミー女優永作博美 女優開眼は新感線だった

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 藤原竜也と永作博美がW主演する舞台「劇団☆新感線 2012年春興行 いのうえ歌舞伎『シレンとラギ』」の製作発表が5日、都内で開かれた。藤原、永作、共演の高橋克実と古田新太のキャスト陣らが登壇し、舞台への意気込みを語った。

 永作は19年前に劇団☆新感線で初舞台を踏んで以来、同劇団2回目の出演。「当時は芝居をしたくなかったから、なんで?と思いながら稽古に通っていました。反抗的な目をしていたかもしれません」と笑って振りかえると、寒さに耐えながら走ったり、できるまで何度もやり直しをさせられた想い出も紹介したうえで、「これが演劇なのかなあと思わされました。ただ、もう少しお芝居がしたいなと思うきっかけにもなりました」

 一方、もう一人の主役である藤原竜也は初参加。「不安もありますが、大好きな先輩に囲まれて、稽古場で積み上げて、いいものを届けられたらと思っています」と話した。

 舞台は、日本でいう南北朝を思わせる時代を舞台に、2つの王国の陰謀と因果に翻弄される主人公、彼らを取り巻く人々の愛憎が入り組む人間ドラマ。演出のいのうえひでのりは「国盗り物語。恋愛ストーリーの要素もあって新感線にはない生々しい部分もある」と、説明した。

 4月24日に梅田芸術劇場メインホールで幕開け。東京公演は、5月24日〜7月2日まで青山劇場で。チケットは11日発売。詳細はオフィシャルサイト(http://www.shiren-to-ragi.com/)で。