澤瀉屋一門が襲名記念公演に向けて渋谷をジャック
市川猿之助、市川亀治郎ら澤瀉屋(おもだかや)一門の役者が29日、渋谷109前から東急本店前まで、人力車に乗りお練りを行った。
同イベントは26日、渋谷にオープンしたヒカリエで行われている「二代目 市川亀治郎大博覧会」と、二代目市川猿翁(現、猿之助)、四代目市川猿之助(現、亀治郎)、九代目市川中車(香川照之)、五代目市川團子(香川政明)の襲名を記念し開催。
ハチ公前広場の特設ステージでは、この日お練りに参加する亀治郎、香川親子、右近、笑也、猿弥、寿猿、弘太郎が挨拶。亀治郎が手を振りながら笑顔で「6月、7月に襲名公演がありますが、今日は渋谷をジャックします」と言うと、歌舞伎役者として初めて舞台に立つ香川は緊張の面持ちで「初めて歌舞伎の舞台に立たせていただくので、精進しています」と語った。
お練りは、役者たちが歩道や道路わきのビルから手を振る人に手を振り返したり、また話しかけられると気さくに返事をしたりと楽しい雰囲気。人力車に乗る亀治郎は、報道陣から「今の気分は?」と聞かれると「最高です!」と満面の笑み。また香川は「身に余る光栄。(初舞台は)挑戦するだけです」と語り、息子の團子は「練習は順調?」ときかれると「まあ」と照れながら答えていた。