全日本柔道選手権で90キロ級の加藤が初優勝

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(Photo/AFLO)

 全日本柔道選手権が4月29日、日本武道館で行われ加藤博剛(千葉県警)が初優勝した。加藤剛は90キロ級の選手で、重量級以外が制したのは1972年ミュンヘン五輪中量級金メダルの関根忍が同年に果たして以来40年ぶり。  今大会はロンドン五輪柔道男子100キロ超級代表選考を兼ねていたのだが、代表候補の上川大樹(京葉ガス)と高橋和彦(新日鉄)は準々決勝で敗退し、準決勝で石井竜太(日本中央競馬会)に屈した鈴木桂治(国士舘大教)は試合後に右肩鎖関節脱臼と診断された。  優勝した加藤剛は男子90キロ級の世界ランキングで22位以内に入っていないため、五輪代表にはなれない。代表は全日本選抜体重別選手権(5月12~13日、福岡国際センター)後に決まることとなった。