平泳ぎ・北島のライバル ダーレオーエン選手急死
昨年の水泳世界選手権競泳男子100メートル平泳ぎ王者のアレクサンドル・ダーレオーエン選手(ノルウェー)が、4月30日、合宿先の米アリゾナ州フラッグスタッフで死去した。26歳だった。
2008年北京五輪の男子100メートル平泳ぎ。予選と準決勝では、五輪連覇を狙う北島康介をタイムで上回った。決勝では北島に0秒29差で敗れたものの、競泳でノルウェー史上初の五輪メダル(銀)を獲得した。
昨夏の世界選手権は、4位に終わった北島が「誰も彼の相手はいない。完璧だった」と脱帽するほどの泳ぎで圧勝した。
4月の五輪代表選考会で、3大会連続2冠の挑戦権を得た北島は、ダーレオーエンとの再対決を心待ちにしていた。