武井咲＆江口洋介が『息もできない夏』

　武井咲と江口洋介が7月にスタートするドラマ『息もできない夏』（フジテレビ系、火曜午後9時～）で共演することが28日、分かった。フジテレビが発表した。このドラマで、同局系ドラマに初主演する武井は「幼いころからフジテレビの連続ドラマを見て育ってきた"フジっ子"の私にとって、その主演を務めさせていただくということは、あり得ないことすぎて、本当に震えるくらいうれしいのですが、その反面ある意味恐ろしいです。豪華なキャストの方々や、スタッフの方々と一緒に、精一杯頑張りたいと思います」と、喜びのコメントを寄せている。

　ドラマは、突然に無国籍という過酷な運命を背負うことになった少女（武井）と、贖罪（しょくざい）を背負いながら生きる男（江口）が出会ったことで展開する"許されざる愛"の物語。衝撃の社会派ラブ＆ファミリー・ストーリーになるという。

　武井は、過酷な運命を背負う少女という難しい役どころに挑む。「戸籍がない人たちが実際に存在するということにショックを受けました」としたうえで、「演じる玲は、夢も希望もあって明るい普通の19歳の女の子。戸籍がないということで悩んだり、落ち込んだり、絶望的な気持ちになるだろうけど、そういった面をズルズルと重たく引きずるだけではなく、いろんな人たちと出会うことによって、未来に向かって前向きになれるよう丁寧に演じていきたい」と、気合十分。

　

　江口は、過去を背負いひっそりと暮らす男というこれまでとは違ったイメージの役について、「僕が演じる樹山龍一郎は、新聞記者としての信念と情熱のまま突っ走り、人を傷つけたあげくに、取り返しのつかない結末を背負いながら心が凍ってしまった男。武井さん扮（ふん）する主人公・玲との、魂のぶつかり合いをどう演じていけるか今から楽しみ」と話している。

　6月初旬にクランクイン予定。共演に、木村佳乃、中村 蒼、要潤、浅田美代子、北大路欣也ら。