UGA SPECIAL INTERVIEW JASMINE
『SAD TO SAY』『ONE』などの楽曲を世に送り出してきた次世代シンガーソングライター、JASMINEが1年ぶりとなるニューシングル『Best Partner』をリリースした。姉に向けて書いたというこの曲では、その“Best Partner”に対する熱くて優しい気持ちを歌う。かけがえのないあなたの“Best Partner”にささげてほしい楽曲だ。
——ニューシングル『Best Partner』がリリースされました。新曲をCDとして届けるのは約1年ぶりですね。
「はい。今は、ようやくみなさんに新しい曲をお届けできたという気持ちでいっぱいです」
——少し時間が空いたことで、いつも以上に力が入ったのでは?
「そういう意味で力が入ったというのではないです。曲をたくさん作っていくなかでシングルとして発表できる曲が決まったので、プレッシャーというのはあまりなく、トラックを聞いて鼻歌で歌って、デモができました」
——自然な流れで生まれた曲、と。
「きっかけはいただいたトラックですが、すごくコードが良くて。耳なじみがいいし、聞き心地もいいし。なんというか、優しさを感じて。鼻歌が出てきた(笑)」
——そのなかでテーマも見えてきた?
「そうですね。私がそういう気持ちになれる人って誰だろうって考えていった感じです。この曲は、お姉ちゃんが浮かんで、書いてみようかなと思わせてくれたトラックであり、コードだったんだと思います。以前から、家族一人ひとりに曲は書きたいなって思っていて。リアルな想いを込めることで、聞いてくれる人にその強さが伝わったらうれしいです」
——そのテーマが決まったことで歌詞も浮かんできましたか?
「作詞には少し苦労しましたね。これまであった出来事だとかシチュエーションだとか、感情もいろいろあるので、どれを選ぶかっていうのもありましたし、改めて自分の気持ちを見つけるのも大変でした。何らかの事件があれば感情はバーッと出てくるし、歌詞としてまとめやすくもあるんですが、作詞している時には何も起きてなかったので」
——なるほど。『Best Partner』というタイトルしかり、歌詞のなかの“私たちはスーパーウーマン”だとか、2人の絆、“信”の強さを感じます。お姉さんから感想は聞きましたか?
「母を通じて聞きました。この曲には本音が書いてあるんですけど、本音って相手の顔を見て言えるものじゃないし、それは曲にしても一緒で、自分では渡せなかったんです。感想も母を通じて聞きました。“泣いてたよ”って言ってました」
——そうしてできあがった楽曲。歌うときはどんなことを心がけましたか?
「1ワード、1ワードに表情をつけることですね。ブースに入って歌いながら、ここは熱く、ここはさらっと優しく、ここは高ぶった感じでとか、自分としては時間をかけてやった気がします。とはいえ、本番では集中して一気にレコーディングしてしまいますが……」
——そうした集中したレコーディングにはいろいろなことが必要になってくると思うんですが、なにかやっていることはありますか?
「最近思うんですけど、体を動かしておくと声を出す準備態勢にすぐ入れるんですよ。ただ、レコーディングの直前だけではだめなので、普段から。特にこれというのはないけれど、ダンスをやってるのがいいんじゃないかなって思います」
——最後にこの曲をカラオケで歌う時のアドバイスをお願いします。
「立って歌うことです。立てば本気になっちゃいます。私もカラオケに行くと立って歌ってます(笑)」
(本紙・酒井紫野)
ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズより発売中。1223円。カップリングには夏にぴったりな攻めのサマーチューンも。「暑いと生きてるって感じがするし、ドキドキする!」というJASMINEの想いも反映された楽曲だ。詳細は、オフィシャルサイト(http://www.jasmine-world.net/http://www.jasmine-world.net/)で。