わが母の記
第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞作。文豪・井上靖の自伝的小説を『突入せよ!「あさま山荘」事件』の原田眞人監督が、役所広司、樹木希林、宮崎あおいという豪華キャストを迎えて描いた感動作。
小説家の伊上は、幼少期に両親と離れて育てられた過去を心の奥で引きずっていた。父の死をきっかけに、再び母・八重と向き合うようになるが、八重は物忘れが激しくなっており、やがて伊上は八重を引き取ることになり、家族の協力を得ながら八重と暮らし始めた。数年後。八重は誰が誰かも分からなくなっていた。そんなある日、八重は幼い伊上を手放したときの思いを初めて口にする…。
老いて失われていく母の記憶。その中で唯一、失われることの無かった思いとは。50年の時を超えてつながる家族の愛の物語。撮影は井上靖が家族とともに過ごした東京・世田谷区の自宅で行われ、数々の名作が生まれた井上の書斎も使用されている。
販売元:キングレコード 発売中 DVD3990円(税込)©2012「わが母の記」製作委員会