9・30後楽園で宇野薫が8年6カ月ぶりに修斗に参戦
9月30日に水道橋の後楽園ホールで開催されるプロフェッショナル修斗公式戦で宇野薫(写真)が8年6カ月ぶりに修斗に参戦する。
宇野は2000年12月、佐藤ルミナを破って修斗ウェルター級王座を防衛直後のリングでベルトを返上し修斗を離脱。その後、UFC、HERO’S、DREAMと国内外のメジャー団体で活躍した。その間、2004年に修斗で川尻達也と対戦。それ以来の修斗参戦となる。
7月16日の後楽園大会でリングに上がり、修斗参戦を発表した宇野は「進化した自分を見せられるかもしれませんし、厳しい現実を見るのかもしれません。自分らしいMMA、修斗を見せられるように頑張ります」と緊張した面持ちで決意を語った。
対するは石渡伸太郎は第2代バンタム級キングオブパンクラシスト。王者として負けは許されないが、宇野というビッグネームを破ることのメリットは計り知れない。
総合格闘技の世界は日進月歩で技術の革新が進んでいる。ファイターの顔触れも大きく変わった。
宇野が底力を見せて、新たなる格闘ロードを歩むのか、石渡が宇野を踏み台にして名を上げるのか。
宇野の参戦に話題を奪われた形にはなっているが、メーンで行われる世界フライ級戦も危険な香りが漂う好カードだ。
王者の山上幹臣は昨年11月、「SHOOTO the SHOOT 2011」のメーンで生駒純司を1RKOで破りベルトを奪い、今回が初防衛戦。猿丸ジュンジはそこからさかのぼること7カ月。ランバー・ソムデートM16の王座返上に伴う決定戦で生駒と対戦し、敗れている。対戦が発表された7・16後楽園大会ではともにKO決着を宣言しており、壮絶な打撃戦が展開されるのは必至だ。