総合格闘技イベント「DREAM」が大晦日に開催決定
総合格闘技イベントDREAMが25日、都内で会見を開き、大晦日にさいたまスーパーアリーナで「DREAM.18~大晦日SPECIAL 2012~」を開催することを発表した。
DREAMはリアルエンターテインメントがK-1を運営していたFEGからイベント制作を業務委託される形で運営されていたのだが、FEGの倒産もあり、昨年の大晦日からイベントが開催されない状況が続いていた。
そんななかライト級王者だった青木真也がシンガポールの総合格闘技イベント「ONE FC」に戦いの場を移すなど選手の離脱もあり、存続が危ぶまれる状況だった。
会見にはまず笹原圭一DREAMイベントプロデューサーが登壇し、昨年末からの経緯を説明。そして新たなパートナーとして、キックボクシングイベント『グローリー』を開催するグローリー・スポーツ・インターナショナル(GSI)を紹介。ピエール・アンドゥランドGSI会長、投資家のスコット・ラッドマン氏、バス・ブーン氏(ゴールデン・グローリー代表)が登壇した。
GSIは12月2日に立ち技格闘技「GLORY4」(千葉・幕張メッセ)を開催する団体。日本やアジアでの総合格闘技イベントの開催を狙うGSIがDREAMブランドの権利を買収。今後、日本に新会社を設立し来年はGLORYとDREAMで5大会ずつの開催を予定しているという。
イベント製作に関してはこれまでDREAMを製作していた笹原氏らが引き続き担当する。笹原氏は現段階ではイベントプロデューサーを離れ、広報という立場でイベントに関わっていくという。
大晦日は総合の試合が10試合、キックボクシングが3試合組まれる予定。対戦カードは今後順次発表される。この日の会見に出席した高谷裕之、川尻達也、北岡悟の参戦は決定している。