冬の畑で”青空ごはん”!

Farming Garden in 生命の森リゾート

 秋の収穫がひと段落した冬の畑は少しさみしげ。ファーミングプロジェクトの体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」にある畑にも先日、初霜が降りた様子。冬の青空の下、11月25日に行われたファーミングイベントではアツアツの“畑ごはん”を楽しみました!

 すっかり晴れ渡った空の下、集合した参加者たちはまず、各自の畑をチェック。実はつい先日に初霜が降りたという。野菜によっては冬を越すのは難しいものもあり、収穫できるものはなるべく採っておきたいところだ。それぞれの畑では、秋野菜の残りや、ネギ、ダイコン、白菜などが収穫できている様子。ところがヘッドライン畑のダイコン、タマネギはまだ育ちきっておらず、ブロッコリーときたら葉は成長しているのに“実”が無い状態。頑張って冬を越してもらうしかなさそうだが、果たして…。
 やがて各畑のチェックを終えた参加者が、作業台へ続々集合。そう、今日のメインイベントは、みんなで作る“青空ごはん”なのだ。この日のメニューは、羽釜で炊いたご飯(もちろん燃料は薪)、具がたっぷり入ったとん汁、トリを丸ごと使ったスタッフドチキン。いつもより農作業が少なかったせいか、みんなで作るのが楽しいせいか、大人も子供も下ごしらえに夢中。サツマイモ ニンジン、ダイコン、ゴボウ、厚揚げ…あっという間に、とん汁に入れる大量の具が刻まれ、準備完了。“最初に具を炒める”派がいたり“沸いた湯に具を入れる”派がいたり、作り方の議論もまた楽しい。たっぷり鍋2つ分のとん汁が完成した。一方、ダッチオーブンの中ではスタッフドチキンが蒸し焼き中。作り方は、首側に竹串を指し、お尻からお腹の中へ詰め物を詰め(パンパンに詰めること)、味付けをして皮に油を塗ったら、周りに野菜を入れる。こちらも、皮がパリパリ、中身はジューシーに仕上がり、調理成功。火加減の難しいご飯も、芯までふっくらした釜炊きごはんが炊き上がった。農作業にではなく、アツアツ料理で体を温めた今回のファーミング。たまにはみんなで“青空ごはん”もいいかも?