ワンランクアップするための DIGITAL ITEM

SPECIAL SELECT 今週末は東京マラソンということで「走るアプリ」徹底研究

 東京マラソンが24日に開催される。最近では走る人のためのアプリも豊富な種類が揃っている。昨年の東京マラソンで初のフルマラソンにして完走を果たした猪瀬直樹東京都知事も『ジョグボーイ(iPhone対応)』というアプリを使ってトレーニングをしていたという。

 まずガッツリ走りたい人にオススメなのが『Nike+(iPhone/Android対応)』。日々の走った記録がインソールに装着したチップからウェブ・アプリに転送され、サイトでは世界中のNike+ユーザーと記録を比較できるので、「負けられない」感が強く、記録向上を目指すには最適。ただしNike+iPod Sports Kitと対応シューズが必要ということなので、やると決めたらもう後戻りはできない?

 Nikeときたらやはり『MY ASICS(iPhone/Android対応)』に触れないわけにはいかない。こちらはひと目で内容が確認できる、カレンダー形式のトレーニングプランと「AT(全身持久力)理論」に基づいた効率的なトレーニング実践が売り。ちなみにATとは「有酸素運動から無酸素運動にシフトしていく領域」のことで、マラソンには重要な要素なのだそうだ。

 アプリの人気ランキングでも上位にあるのが『RunKeeper(iPhone/Android対応)』と『Runtastic PRO(iPhone/Android対応)』。両方とも定番アプリでランニングに限らず、ウォーキングやサイクリングでも使えるスグレモノ。

『RunKeeper』の売りは自分で設定したペースやインターバルなどを音声でアナウンスしてくれること。またジョギングで取得したGPSデータは終了時にウェブにアップされる。『Runtastic PRO』はランニング中に走った時間や距離、スピードはもちろん、消費カロリーも表示される。また0.5キロ、1キロ、2キロ、5キロ、10キロの5種類でラップを表示できる機能がついており、自分がどんな走りをしているのかといったデータの分析がしやすい。

 最近気になるのが『adidas miCoach(iPhone/Android対応)』。アディダスの公式運動サポートアプリだ。このアプリの特徴はジョギングに限らず、サッカーやテニスといったさまざまなスポーツに対応していること。まず「ハーフマラソンで2時間を切る」といった目標を設定し、PCサイトでワークアウトのプランを立てて、それに従ってメニューを消化する。あとはただただ頑張るのみだ。

 ちなみに東京マラソンを応援する側から楽しむアプリとしては『Tokyo Runner(iPhone/Android対応)』(写真)がリリースされた。“応援者向けコースガイド”ではコース上にあるピンをタップするとそのポイントのランナーの通過予想時刻や最寄駅等の詳細情報が分かるので、ランナーを待ち構えて応援することができる。もちろん実際に走る人用の“ランナー向けコースガイド”では文字通り給水所・救護所・関門閉鎖時刻の他、完走をサポートするためのワンポイントアドバイスをしてくれる。

 とはいいつつも、なかなか走る時間がとれない、なんていう人には『FLICK RUN(Android対応)』がオススメ!? これはスマホ上でランニングが楽しめるアプリで、画面の上で2本の指を交互にフリックすることによってバーチャルランニングが楽しめるというもの。マラソンコースの爽快さを画面を通してではあるが経験することによって、「よし走ってみるか!」となればよし。でも結構指が疲れそう。体力に自信がない…なんていう人は、だいたいどのスマホにもデフォルトで入っている『万歩計』アプリで地道に体力増進を図って来るべき日にそなえるべし!?