IOC評価委員会視察始まる サプライズ演出も
国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会は4日、2020年夏季五輪招致を目指す東京への現地調査を開始した。
プレゼンテーションに先立って行われた公式歓迎行事に出席した安倍晋三首相は「五輪を東京で開催することこそは、生涯の夢だった」と語り、「わが政府の完全なるサポートのもと、アスリートたちはここ東京で、ほかでは得られない至福を味わうこととなる」と、招致の完全バックアップを宣言した。
この日は全体的なコンセプトなどのプレゼンテーションが行われたほか、会場や選手村などを視察。女子サッカーの澤穂希選手やフェンシングの太田雄貴選手ら現役選手たちがプレゼンターを務めたり、視察に同席した。
有明の森では、東京都の猪瀬直樹知事が、車いすテニスの国枝慎吾選手とラリーをするというサプライズ演出もあり、猪瀬知事は「(評価委員の)みなさんは興味深く拍手して笑ってみてくれた」と感想を述べた。
5日も、さまざまなプレゼンテーションや会場視察が行われる。