RISE 上原がライトヘビー級 左右田がスーパーライト級新王者に

 立ち技格闘技『RISE 92』が17日、水道橋の後楽園ホールで開催された。この日は3つのタイトル戦と山本真弘、梅野源治が出場と、注目のカードが揃った。
 メーンでは初代ライトヘビー級王座決定戦が行われ、上原誠が清水賢吾を2-1の判定で破り王座に就いた。ヘビー級のパワーあふれる打撃戦が展開されるなか、上原は清水の左足をターゲットに左のインローと右のローを集中。意識が足に向いたところでコンビネーションのパンチでダメージを与えた。清水は破壊力のあるミドルキックで上原の右腕を腫らせたが、やや攻撃が単調で上原を攻略できなかった。
 

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 セミファイナルではスーパーライト級のタイトルマッチが行われ王者・吉本光志が左右田泰臣に敗れ、3度目の防衛に失敗した。2人は昨年1月、吉本の2度目の防衛戦で対戦。デビュー以来11連勝という破竹の快進撃を続けていた左右田を返り討ちにしていた。
 この日は1Rから手数で圧倒した左右田がペースを握る。スロースターターの吉本のエンジンが掛かる前にローキックでダメージを与える。3Rからローキック、ヒザ蹴りと反撃を開始した吉本だったが、常に自分の距離を意識して戦った左右田の前に攻撃は単発になってしまった。判定は2-0。左右田が念願のベルトを獲得した。
 第8試合で行われた第4代バンタム級王座決定戦は会場を揺るがす熱戦となった。RISEのトップファイターであるDykiと1月に行われた1dayトーナメントを勝ち上がってきた六川星矢。ともに強烈なフィニッシュブローを持つ2人は1Rから激しい打撃戦を展開。Dykiのローに六川が右ストレートを合わせダウンを奪う。ほとんどノーダメージのDykiはここから反撃を開始するが、六川の重いフックに手を焼く。手数で勝るDykiだったが随所で六川の重いフックが炸裂。試合は一進一退の攻防となった。判定もすべて1ポイント差の2-1でDykiが辛くも勝利を収めた。